景気の回復傾向を背景に「紹介予定派遣」がますます注目をあびています。2月には紹介予定派遣専門の会社が登場したり、紹介予定派遣の希望者むけのセミナーも開催されています。紹介予定派遣で求められるのはどんな人材なのでしょうか?
2月にパソナグループに登場した紹介予定派遣専門の派遣会社、株式会社パソナ テンプ トウ パームの活動を、株式会社パソナ広報企画部森川氏にうかがいました。
●紹介予定派遣の専門会社を設立したのはなぜですか?
ひとつは企業に対して紹介予定派遣の認知度をもっとあげたいということです。それからご登録者に対しては、正社員になることを明確に目的にした人にきてもらいやすくするためです。
●株式会社パソナ テンプ トウ パームの特徴はどんなことですか?
通常の人材紹介では経験が求められますので、経験のあさい若い方は人材紹介会社を通して転職するのは難しいのが現状です。またかえって年齢を重ねていることががネックになる場合もあります。従来とは異なる業界への転職を希望しても、いままでの経験をどう活かしてアピールするのかなかなか難しいものです。このような方々にぜひ当社を活用してもらいたいとおもっています。
面談の時は2時間くらいかけてカウンセリングをしながら、ご登録者の可能性をご一緒にさぐっていきます。いままでの数値化できるスキルだけでなく、「臨機応変に対応できる能力」「視野のひろさ」等、いままで数値化できなかったヒューマンスキルの部分を独自のやりかたで数値化して、ご登録者の能力が企業にわかりやすいようにしています。
●どんな企業が利用するのですか?
景気が低迷した時期、どの企業も新卒採用をへらして派遣社員を増やす傾向になりました。この傾向がつづいたために、現場のまとめやくである中間層がいなくなってしまったのです。常に「いい人がいれば採用したい」とおもっている企業はとても多いのです。
●ズバリ!企業が紹介予定派遣でほしいとおもっているのはどんな人材ですか?
まず「臨機応変な動きができる人」です。どの企業でも忙しいなかでひとつの部署に課せられている役割りは多くなっています。ですから状況に応じて臨機応変に自らうごける人が求められています。
もうひとつは「メンバーのいい部分をひきだせる人」です。現場のまとめやくとしてメンバーにきちんとした心くばりができる人が求められています。例えば自分がどんなに忙しくても、メンバーのことをきちんと誉めることができることなどが必要ですね。
●最後にご登録希望の方にひとこと
ご経験が少なくて自信がない方も、年齢がネックになって転職しにくいと感じている方も、当社と面談してご自分ではわからなかった良い部分を一緒にみつけましょう。それを転職に活かすサポートをさせていただきます。
テンプスタッフでは紹介予定派遣のご希望者むけのビジネス講座をひらいています。
すでに派遣社員として働いている方だけでなく、転職活動では具体的になにをすればいいのかわからないという方におすすめ。現在の求人状況の情報提供や、紹介予定派遣のメリット・デメリット、応募書類作成・面接のポイント、など盛りだくさんな内容です。希望者には無料適性診断サービスつき。ぜひ上手に活用してください。開催は4月です。