「成果主義」を派遣社員にも適用する企業がでてきました。
派遣会社と派遣社員のあいだでは、いままでも「成果主義」が適用されてきたようなものですが、派遣先企業のなかで制度として導入されるのは初めてです。実際にはこの業界OBの派遣社員が中心とはいえ、これからこのような考え方が少しずつ増えてくるとともに、派遣社員同士の競争も激化していくことと思われます。
成果主義を制度化しようとしているのは金融機関「りそな銀行」です。従来、りそな銀行はOBを中心とした「資金運用コンサルタント」として中高年の派遣社員をうけいれていました。もちろんどんな成績をあげても、一律の派遣料金でした。ところが、このコンサルタントの個人的な売上成績には大きな差があったのです。
成果主義をとりいれた新しい制度は、高い売上成績をあげた派遣社員に料金の上乗せ、または特別手当を支給することを検討しています。りそな銀行では、すでにパート社員にも成果主義を導入済み。年内の導入を予定している今回の派遣社員むけシステムが実施されると、りそな銀行で働くほとんどの人がその働きに応じて報酬が決まるということになります。
これからあなたが派遣される企業も、このような企業が増えるかもしれません。そうすると派遣社員同士の競争も、いままでとは異なる面をみせてくるかもしれません。ますますスキルアップやコミュニケーション力が大事になってきますね。売れっ子派遣社員目指してがんばりましょう!
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