最近のテレビを見ていると、よく意味のわからない日本語が流れてきたりします。また、求職支援のセミナーなどの場で、面接のロールプレイング(模擬面接)をすると、敬語が正しく遣えない人や、損な言いまわしをされる人がたくさんいらっしゃいます。感じのいい言葉遣いができないと、せっかくのセンスの良いファッションが台無しですね。今回は誰もがつい耳を傾けてしまう「言葉遣い」について注目してみましょう。
■敬語を正しく遣えますか?
みなさん敬語はきちんとつかえますか?敬語には、尊敬語・謙譲語・丁寧語の3種類があります。
尊敬語:
相手を敬う言葉。相手の行為や状態に対して使います。
謙譲語:
相手より自分が一歩へりくだることによって、相手への敬意を表す言葉。話し手である自分の行為や状態に対してつかいます。
丁寧語:
相手に敬意を払うための上品で丁寧な言葉。
説明を読むと結構むずかしそうですが、日常生活の中でつかっていくようにすると、イザ!という時困りませんよ。
■電話での言葉遣い
みなさんは、ホテルやレストランに予約の電話をした時に、イヤな思いをしたことはありませんか。ぶっきらぼうな言い方で電話に出られると、どんなに設備がいいステキなホテルでも、どんなに美味しいと評判のレストランでも、「心地よいサービスを期待できないな」と感じてしまいますよね。また、パソコンやプロバイダーなどのサポートデスクの良し悪しは、企業の売上に直結しています。
「私はそんな乱暴な言いまわしはしていないわ!」と思っていても、他人が聞くと意外にぶっきろぼうに聞こえていたりするものなのです。まわりの人に、ご意見をうかがってみてはどうでしょう?
最近はメールが多くつかわれています。だからこそ、直接会話できる電話の言葉つかいは大切です。会社に電話をかけたはずなのに、暗い声で「もしもし…」と出てしまうのは、会社の営業能力を疑われます。個人宅の電話なら「もしもし」はOKですが、会社では「もしもし」は絶対タブーです。
明るく、そして1トーン高い声を意識して「はい、○○商事(会社名)でございます。」と出ましょう。電話は「見えない会社の顔」なのですから…さぁ、みなさん、自分の電話応対はいかがですか?