■派遣先の会社の飲み会の帰りにケガをしてしまったら
■「労災」って何?
■労災保険をうけるための3つのステップ
労災の基本を押さえておけば、万が一の時にあわてなくてもすみます |
派遣先の会社の飲み会の帰りにケガをしてしまったら
新しく派遣先が決まって就業することになったAさん。就業して間もなく、「Aさんの歓迎会をしますから都合のいい日を教えて下さい。」と言われました。Aさんは会社の飲み会などがあまり好きではなく、会社との関係にも一線を引きたいタイプ。一度辞退したのですが、派遣先の社風なのか「どうしても」ということで、気乗りしないまま歓迎会が開催されることになりました。飲み会からの帰宅途中、少し疲れていたAさんは、階段を数段踏み外して、足をひねって地面に倒れてしまいました。軽くひねっただけならよかったのですが、うちどころが悪かったのか腫れと痛みが増してきて、急きょ病院に行くことにしたのです。
病院に行ったら、受付で健康保険証を提示するのが普通ですよね。しかし、労災保険に適用される場合は、健康保険証を提出してはいけないのです。果たして、Aさんは労災保険に適用されるのでしょうか?
Aさんがどうすべきかを考える前に、少し「労災」について次のページでお話します。