今回インタビューに応じてくださった、紹介予定派遣制度を利用して正社員になったノゾミさんが紹介予定派遣を利用した時は38歳。「30代以上の人にも、希望を持ってもらいたいから、年齢を書いてほしい」と力強い言葉を下さいました。
今回は、インタビューを通じて、紹介予定派遣を上手に利用する方法と、最終的に正社員採用へつなげるコツをご紹介します。
■ミスマッチを防ぎたいから紹介予定派遣
■仕事の成果に派遣の枠は関係ない!
■紹介予定派遣を上手に利用する3つのポイント
ミスマッチを防ぎたいから紹介予定派遣
紹介予定派遣を年齢にとらわれず利用するためのコツは? |
ガイド 「本日はありがとうございます。さっそくですが、なぜ紹介予定を利用しようと思ったのですか?」
ノゾミ 「事前に業務内容や社風を確認する期間があるところが気に入りました。その前に正社員で入った外資系商社は、業務内容も事前の話と異なるもので、社風も肌に合わなかった。だから、次に探す時は、紹介予定派遣で自分に納得のいく転職をしたいと考えたからです。」
ガイド 「派遣会社は、何を基準に選びましたか?」
ノゾミ 「正社員で働いていた企業でも派遣社員を活用していましたが、その時に採用していた派遣会社の営業担当者の印象がよかったのでそこを選びました。」
ガイド 「紹介してもらう企業のリクエストはどのようにしましたか?」
ノゾミ 「金融機関で10年勤務した経験を活かすため業界は金融機関を志望、職種は秘書業務に絞りました。」
ガイド 「期待通りの紹介が来ましたか?」
ノゾミ 「はい、数社の紹介がありましたが、中でも私の希望と合っていたのが、今の会社でした。」
ガイド 「ということは、紹介予定派遣に絞って転職活動をされたのですか?」
ノゾミ 「いいえ。紹介予定派遣を利用したいという気持ちは強かったのですが、もしかしたら通常の求人でも希望の仕事に出会えるかもしれないと考えました。それで紹介予定派遣だけに頼らず、同様の条件で通常の転職活動も同時に行いました。」
ガイド 「通常の面接にも行きましたか?」
ノゾミ 「はい。面接に行って業務内容を確認したところ、ちょっと希望とは相違する点がありました。迷いましたが、最終的に派遣会社から紹介された会社で働きたい、と感じました。それから、前回のように正社員になってから話が違うという経験は避けたいと思いました。」
ガイド 「紹介予定派遣の面談は、どのようなことを聞かれましたか?」
ノゾミ 「これまでの職歴などが中心で、業務に必須の英語力の目安としてTOEICスコアは確認されました。年齢などは一切聞かれませんでした。実際よりは若く見られたようです。それがよかったのかもしれませんね…(笑)。後で聞いたのですが、金融機関で長期間勤務したことも評価されたようです。」
ガイド 「私も年齢を伺って驚きましたから。それもあるかもしれませんが、やはり、スキルなどが重要ですよね。実際に面談が終わって、就業後の話をお聞かせください。」
次のページへ。