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「医療費控除」はクレジットカードでO.K.?(2ページ目)

確定申告をするのは「医療費控除を受けるため」という方も多いのではないでしょうか? 最近は医療費をクレジットカードで支払うことが出来るところも多くなってきたようです。あれ? ちょっと心配なことが……。

執筆者:森 康博


答え:X1年で医療費控除を受けられる!

あなたが病院にクレジットカードを提示して病院がそれを了承すると、病院に対する医療費の支払い義務は、あなたからカード会社(信販会社)へ移ります。その代わりに、あなたがカード会社へその分の金銭を支払う義務が発生してきます。

預金口座からカード代金が決済されるということは、あなたが病院へ医療費を支払ったということではなく、カード会社への支払い義務を果たした、ということです。

あなたが病院へ医療費を支払う義務は、代金の決済の前、つまり病院でカードの支払い手続きをした時点で果たされています。だから、税務上もカードの支払い手続きをした時点で「支払った」として取り扱われるのです。

添付書類は?

申告書、オッケー
確定申告書を早めに作っておけば、ミスなどがあっても余裕を持って対処することができます
本来ならば、医療費控除を受けるにあたっては「医療費の領収証」を申告書に添付して、税務署へ提出する必要があります。
クレジットカード払いの場合は、領収証ではなくカード決済の明細が発行される場合があります。もちろん、領収証がない場合は、このカード決済の明細を領収証の代わりとして添付すれば、何の問題もなく医療費控除を受けることが出来るハズです。

税金が戻ってくる還付申告は、早く申告すれば申告するほど税務署からの還付金の振り込み時期も早くなります。年に一度のことでちょっと面倒かもしれませんが、早めはやめの申告をするようにしましょう!

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