経理で働く・転職する/経理・財務の仕事

「売れる値段と売れない値段」の境界線は?(5ページ目)

物価上昇が進んでいますが、賃上げが進んでるわけではありませんから消費者の財布の紐は固くなる一方。では、売るためにどんな値段をつければよいものか…?「経理の仕事」から見た値付けのヒントをご紹介します。

執筆者:森 康博

1ページ目の答え

■プロジェクター 104,999 円以下
■飲食費     10,500 円以下(一人5,250 円以下)

いかがでしたか?ただし、この金額はいずれの場合も、「買い手(支払う側)」が消費税について「税抜経理」をしている場合です。
仮に「買い手」が「税込経理」をしている場合は、プロジェクターは「99,999 円以下」、飲食費は「10,000 円以下」が答えとなります。

また、固定資産は「機能する一単位」で、金額を判定します。
「本体(8万円)+ディスプレイ(5万円)+キーボード(1万8千円)+マウス(2千円)」で15万円のパソコンは、それぞれバラバラで考えれば10万円未満ですから、一気に経費に落とせると考えがちですが、パソコンは本体だけではパソコンとして使えません。他のディスプレイ等があって、初めて機能するわけです。
ですから、この場合、パソコンは「15万円」という金額で、固定資産となるかどうかの判定をする必要がある、ということになります。
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