経理で働く・転職する/経理・財務の仕事

「売れる値段と売れない値段」の境界線は?(4ページ目)

物価上昇が進んでいますが、賃上げが進んでるわけではありませんから消費者の財布の紐は固くなる一方。では、売るためにどんな値段をつければよいものか…?「経理の仕事」から見た値付けのヒントをご紹介します。

執筆者:森 康博


知識は『0円!』

固定資産については「金額の判定単位の考え方」や、固定資産・交際費共々「判定金額についてくる消費税の考え方」(注2)など、ちょっと気をつけないといけないことがあるのは確かです。

みんなで乗り切ろう!
「物価高」という荒波も、社員みなさんの協力があれば、きっと乗り切れるはずです!
が、その問題さえクリアできれば「お客さん、この商品、いっぺんに経費にできますよ!」とか、「このコースならば、料理の内容はもちろんご満足いただけますし、経理上交際費にする必要もありませんので、お得です!」といった「決め台詞」がいえるハズです。これって、立派な『付加価値』ですよね。

付加価値のあるモノ・サービスは、追加して経費がかかるものですが、今回の場合は「知識」ですから、追加経費もかかりません。

日々、仕事をこなしているうちに蓄積されていく「専門知識」。
ついつい「自分が知っていることは、みんなも知っているはず」とか「私の知識は、私の仕事にしか関係ない」と考えてしまいがちですが、他の人から見ると、場合によっては「宝の山」となる場合もありうるのです。

目の前の仕事のみに囚われることなく、時には「これって、他のことにも活かせないかな?」と考えてみたり、他部署と交流する時間を作ってみるのも有効ではないでしょうか。

(注2)次のページに、簡単な解説を書いておきます。

【今回のまとめ】

■ 「値決め」は「コストの回収」や「付加価値」から考えていくのが基本。
■ 日々研鑽している「経理の知識」が立派な「付加価値」となる場合も!
■ 社内のいろいろな人と「知識」や「情報」を共有する機会を作ろう!

【関連リンク】

国税庁ホームページ「タックスアンサー」
固定資産の特例などは「法人税」→「減価償却」「特別償却・特別税額控除 」と言ったところに詳細が載っています。
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