経理で働く・転職する/経理・財務の仕事

「売れる値段と売れない値段」の境界線は?(2ページ目)

物価上昇が進んでいますが、賃上げが進んでるわけではありませんから消費者の財布の紐は固くなる一方。では、売るためにどんな値段をつければよいものか…?「経理の仕事」から見た値付けのヒントをご紹介します。

執筆者:森 康博


「値決め」の基本は?

まずは、「値付け」の基本から考えていきましょう。

経理に携わる方が思いつくであろう考えは、『原価+販売費』に『利益』を上乗せするというものではないでしょうか?これは、至極当然な考え方ですよね。
商品を仕入れたりや製品を造るためにかかったコスト(原価)に、広告宣伝などのコスト(販管費)が賄えないような値段であるならば、その商品や製品は売れば売るほど赤字になってしまいます。

その他、管理部門の人件費や、通常の維持管理のコスト、先々の投資を見込んで損をしないような『利益』を上乗せして、「はい!売値が決まりました!」となるわけです。

『買い手の事情』を考えた「値決め」も必要

付加価値マン
「付加価値をつければ…」とは良く言われていますが、それがすぐに浮かぶなら、苦労はしませんよね。
でも、モノの値段だけ上昇しているのに、給与があまり上昇していない現状では、単にかかったコストに利益を上乗せして決めるような値決めでは、なかなか消費者にモノを購入してもらうことは出来ないかもしれません。

ですから、もちろんコストのことは考えつつ、値段はある程度かかってしまうけれど買い手にも納得してもらえるように、『付加価値』を付けたモノを売るということも求められています。

最近では、「コラーゲン入り」とか「ヒアルロン酸云々」なんて「若さや健康」を付加価値とした商品をよく見受けますし、酒屋などは昔から「御用聞き」なんて便利なサービスがあったりしますよね。
他の商品よりちょっと体に良さそうだったり、便利だったりすると、買い手のほうも納得して購入くれるというわけです。

でも、基本的に「経理」は数字などの情報を提供するのがメインで、これらのことを主導して提案していったり、決定していくことはあまりありません。
かといって、「わたし、経理だから関係ありませんしー!」なんて言うのも、同じ会社の仲間として、ちょっと寂しいものがありませんか?

経理は経理なりの、「値決め」についてサポートできることがあるのです!

はたして、その方法とは?次のページでご紹介します。
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