戦い終わって、日が暮れて……
良い決算を迎えることが出来た方はもちろんのこと、思うような決算を迎えることが出来なかった方も、決算を終えるとこのような気持ちなることでしょう。
特に初めて決算作業をした方は、決算書が出来ると「やった!」という達成感のほかに、「しばらく決算はいいや……」といった、ある種の満腹感(?)のようなものがこみ上げてくるかもしれませんね。
決算をするにあたっては、過去の月次での資料を引っ張ってくるほか、特に決算用に作成したものなど、色々な資料が必要だったことでしょう。
これらの資料は、将来の税務調査のときに使用するのはもちろんのこと、次回に決算を組むときの参考になりますから、是非整理して保存しておきたいもの。
今回は、そんなときにちょっと役立つファイルとあわせ「決算ファイルの作り方」について、ご紹介します。
「資料」といっても、カタチは様々だから……
「決算処理の内容は、全てボクの頭の中にあるから、資料は要らないのサ!」 本当にこれでよいのでしょうか? |
「次の決算に役立つのだから」ということで決算の資料をまとめたファイルを作ろうとすると、なかなか上手くまとまらないのではないでしょうか?
その原因を突き詰めてみると
- そもそも、頭の中で処理してしまうので資料を作らない(資料が無い)
- 資料の大きさがバラバラ
- 「資料」と一口で言っても、紙のものやデータのものなど様々ある
特に、最近はパソコンを活用して数値を集計・計算することも多くなってきて、資料の媒体も多様化してきているようです。3番目はちょっと厄介かもしれませんね。