「預金取引」に集約してみたものの?
せっかく「預金取引への移行」をしたのに「現金取引」はそんなに減っていないって、どうしてー? |
前々回の記事では「現金の危険性」を、前回の記事でその対処法として「なるべく預金取引を用いる」ことをご紹介しました。
これらの記事を参考に「預金取引への移行」をがんばって実行したあなた。でも、なんとなくまだ「現金」とのお付き合いが多いような気がして仕方がありません。そこで、「現金出納帳」を開いてみると……な、な、なんと!思ったほど「現金取引」が減っていないではありませんか!「これでは、話が違うよー!」なんて思いつつ、再び「現金出納帳」にある取引をチェックしてみることにします。
きっと、そこには「経費精算」関連の取引が多数ひしめいているのではないでしょうか?2006年8月の「あなたの一票」で「経費精算」について投票していただきましたが、会社によってその精算方法はまちまちのようです。
「経費精算」は取引の金額自体はそう大きくないのですが、その取引数は精算の方法によっては多くなりがちです。取引の数が増えればそれだけ計算間違え等のミスが発生する機会も当然多くなってしまいます。
「現金を扱うことの弊害」をより少なくするためには、「経費精算」の方法も見直したほうが良さそうなことはお分かりいただけたでしょうか?
今回は、「経費精算の方法」について検討していきます。
まず、現状の「経費精算」を確認してみる
あなたの会社は「経費精算」、どんな方法でやっているでしょうか?会社に
よって色々あると思いますが、チェックすべきポイントは以下のとおりです。まずは、チェック!チェック!
■「経費精算」チェックリスト
● 経費精算のタイミングは?
- 月に1回、一定の日に
- 月に2回、一定の日に
- 経費が発生の都度、その日に
- その他
あなたの会社の「経費精算」はどのようになっていますか? |
- 預金で振込み
- 現金または小口現金で
- 先に現金や預金で一定額を先に支払う(仮払い)
- その他
- 社員それぞれに勘定科目ごとに金額を集計してもらい、内容を経理でチェック
- 経理で支払い内容をチェックし、経理が勘定科目を割り振る
- その他
- 勘定科目ごとにまとめて、社員ごとに仕訳を切る
- 取引(領収証)の枚数だけ、それぞれ仕訳を切る
- その他
- もちろん、経理から
- 社員各自で、持って行く
- その他