前編では、「売上」の勘定科目を、売上の内容に応じて分けて仕訳することが多い、ということを紹介しました。
その場合、売上に対する「原価」も、売上と対になるように集計していることが多い…後編は「原価」について説明していきます。

ところで「原価」って何?

「原価」を辞書で調べると、「もとの値段」という、とってもあっさりした説明が出てきます。
何に対しての「もとの値段」かと言うと、消費者の立場から言えば、「購入した金額」。販売する立場から言えば、「販売した金額」…すなわち「売上額」に対する金額です。

では、ランチセットのウーロン茶の「もとの値段」がいくらなのか…ちょっと想像してみましょう。

ファミレスなどで提供されるアイスのウーロン茶は、普通茶葉から丁寧に淹れられたものではなく、リキッドタイプをグラスに注いだものがほとんど。
とすると、2Lサイズのペットボトルがこの前スーパーで150円だったから、グラス一杯200mlなら10杯取れる、となると…。

15円。

ウーロン茶の「もとの値段」…すなわち「原価」は、一杯あたり15円くらいと想像できます。

「お得」の正体?売上総利益

では、「もとの値段」に対する「あとの値段」…「売上額」がいくらだったか?ランチセットのドリンクはどれも200円でした。
また、前編の会話から、「別に頼んだら300円」だということがわかります。

セットのドリンクも、単品のドリンクも同じものだとすれば、この売上額から原価を引いたものが利益となります。

ウーロン茶1杯の「損益計算」

「セットで頼むと100円安い」ということが、販売する側…ファミレスからみれば、「セットで売ると利益が100円少ない」ということになりますね。

想像とはいえ、改めて計算すると、ウーロン茶の「もとの値段」って安いなあ…頼むの勿体無いかも。
では、何を頼めば「お得」なのでしょう?

例えば、塚本さんが頼んだのはアイスココア。

スーパーなどではあまり売っていない、リキッドタイプのココア…ネットで探してみましたら、業務用1Lサイズが600円でした。
グラス一杯200mlで5杯、となると、1杯あたり120円!

アイスココア1杯の「損益計算」

もちろん想像での数字ですが、ウーロン茶とかなり違いますよね。

同じ値段で、「もとの値段」が高い方ものを頼める、という意味では、ウーロン茶を頼むよりアイスココアを頼んだ方が「お得」。
最も、数字的にいくらお得でも、飲みたくないものは頼みませんが(笑)、お店からすれば、アイスココアよりウーロン茶を頼んで欲しいでしょうね。

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