作業療法士はどんな資格?
作業療法士の資格を解説
どんな職場がある?
総合病院のリハビリテーションセンターやリハビリテーション専門施設などの医療機関、心身障害児・者施設、精神科病院、精神障害者施設、養護学校、保育園・幼稚園、小児科病院などが主な勤務先です。どんな仕事なの?
障害児・者、発達障害児、事故などのによる後遺症を持つ人を対象に、その人の持つ趣味、嗜好などを考慮しながら目標を設定し、園芸、手芸、陶芸などの作業活動を通して社会的適応能力や応用動作能力の開発、回復を進める、というのが仕事内容です。たとえば、歩行に障害がある園芸好きな患者であれば、「窓辺の鉢植えに水をやる」という目標を設定し、歩行・水くみなどの動作を訓練と意識させることなく行うよう導く、といった取り組みを行います。
理学療法士は、主に基本的な生活動作の回復を進めるリハビリテーションを歩行訓練やマッサージといった目に見える物理的な方法で行うのに対して、作業療法士は障害を持つ人の生活上の応用能力を、作業活動を続けるうちに自然と獲得できるよう導く、という、やや心理学的手法をとるというところに違いがあります。
職場ごとの仕事内容は以下の通り。
- 医療機関(リハビリテーションセンターなど)
- 高齢者施設(デイケア、老人保健施設など)
- 精神科病院・精神障害者施設
- 小児関連施設(養護学校、保育園・幼稚園、小児科病院など)
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