目的を見失ってないか?
ちなみに、コンサルタントが読書をする本当の目的は「コンサルティングをするにあたって、必要な知識をつけること」です。しかし、多くの人が「本を読むこと自体が目的化」してしまっている人がいます。それは気をつけなければなりません。「本を読むことが目的化」というのは、とにかく読了することだけを目的にしたり、まずは本を買い込んでしまい、順番や効率も考えず、とにかく読み進めるといった具合の読書法です。
こういう読書法や勉強法が身についてしまっている人は、そのやり方を捨てないといけません。学校の勉強は積み上げ式なので、その癖がついてしまっているのかもしれません。
積み上げ式ということは、学校の勉強では「まずは基礎知識を習う。」ことに重きをおいていると言うことです。簡単な公式を覚えたり、簡単な計算を覚えたり。網羅的に知識を蓄え、バランスよく成長させて、積み重ねていって、時間をかけて知識を大きくしていきます。
そういう勉強法は、強い基礎をつくるので、学校での勉強などには適していますが、コンサルタント向きではありませんよね。コンサルタントの知識を得る方法は、そういう意味ではアンバランスですが、しかし深い知識を得ることができます。
まとめると、
学校の勉強法=バランスよく徐々に積み上げる
コンサルタントの勉強法=アンバランスでもいいので、重要なところは深く
ということです。