業務設計フェーズで行うこと
業務設計フェーズでは、具体的にSCM改革、ERP導入に向けての作業の第一歩となります。ここれは、コンセプトといったような抽象的なものはもう通用しませんので、具体的な業務手順(仕事ひとつひとつのやり方)レベルで、詳細に議論をしていくことになります。まずコンサルタントが把握しなくてはいけないのは、・現状がどのような仕事のやり方によって業務がなされているか?
つまり現状把握です。これはいくつか方法があります。
まずは資料ベースでの把握。現状動いているシステムがあれば、そのフロー図や、そこから吐き出されている帳票類をみることで、どのように仕事が行われているかを把握します。
その次に、それでも良くわからないところは、関係者にヒアリングしてまわるほかありません。
この当たりは、かなり地味な仕事です。地味に現状業務を把握する努力なしには、コンサルティングはうまくいきません。こうして現状業務の調査が終わりました。
次にやるべきは、FIT&GAP分析です。