コンサルタントで働く/コンサルタントの仕事

コンサルの業務設計プロジェクトの進め方(2ページ目)

コンサルタントの仕事内容はイメージできていますか?ITプロジェクトの進み方とコンサルタントの役割について解説した第2回。

執筆者:大石 哲之

業務設計フェーズで行うこと

業務設計フェーズでは、具体的にSCM改革、ERP導入に向けての作業の第一歩となります。ここれは、コンセプトといったような抽象的なものはもう通用しませんので、具体的な業務手順(仕事ひとつひとつのやり方)レベルで、詳細に議論をしていくことになります。まずコンサルタントが把握しなくてはいけないのは、

・現状がどのような仕事のやり方によって業務がなされているか?

つまり現状把握です。これはいくつか方法があります。

まずは資料ベースでの把握。現状動いているシステムがあれば、そのフロー図や、そこから吐き出されている帳票類をみることで、どのように仕事が行われているかを把握します。

その次に、それでも良くわからないところは、関係者にヒアリングしてまわるほかありません。

この当たりは、かなり地味な仕事です。地味に現状業務を把握する努力なしには、コンサルティングはうまくいきません。こうして現状業務の調査が終わりました。

次にやるべきは、FIT&GAP分析です。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます