コンサルタントで働く/コンサルタントの仕事

コンサルタントと医師の違い(2ページ目)

コンサルタントは企業の医者であるとよく表現されることがあります。これについては、なるほどと思う反面、かなり違うと思う点もあるんです。

執筆者:大石 哲之

経営コンサルティングに医者的アプローチを行なうと・・

経営コンサルティングにこの医者の例をなぞらえると、どうでしょうか。経営のどこがどのように悪いかを示さずに、突然パッケージシステム(薬)を持ってきて、これを導入(飲めば)なおります、と申しているようなものです。これでは誰も納得しません。仮にシステム導入で何か改善されたとしても、それはコンサルティングと呼ぶべきものなのでしょうか?

結果主義という言葉がもてはやされていますが、コンサルティングの仕事でよく誤解されるのが、結果をだせばそれでいいのだ、ということではないということです。(もちろん結果もださないといけませんが)

ERPやソリューションを売っている人が全部コンサルタントか?同じシステムやパッケージを売ったり導入したりしても、コンサルタントと呼べるひとと、そうでない人がいるわけです。

コンサルティングでは、必ず「現状の診断、事実」や「そう考える論理的根拠」がキーとなります。採用面接などで、「結果」よりも「思考のプロセス」や「どのように筋道を立てているか」を重視するのはそのためです。

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