経営コンサルティングに医者的アプローチを行なうと・・
経営コンサルティングにこの医者の例をなぞらえると、どうでしょうか。経営のどこがどのように悪いかを示さずに、突然パッケージシステム(薬)を持ってきて、これを導入(飲めば)なおります、と申しているようなものです。これでは誰も納得しません。仮にシステム導入で何か改善されたとしても、それはコンサルティングと呼ぶべきものなのでしょうか?結果主義という言葉がもてはやされていますが、コンサルティングの仕事でよく誤解されるのが、結果をだせばそれでいいのだ、ということではないということです。(もちろん結果もださないといけませんが)
ERPやソリューションを売っている人が全部コンサルタントか?同じシステムやパッケージを売ったり導入したりしても、コンサルタントと呼べるひとと、そうでない人がいるわけです。
コンサルティングでは、必ず「現状の診断、事実」や「そう考える論理的根拠」がキーとなります。採用面接などで、「結果」よりも「思考のプロセス」や「どのように筋道を立てているか」を重視するのはそのためです。