コンサルタントで働く/コンサルタントの仕事

コンサル思考で実現 北京でメダル2倍の方法 1(3ページ目)

「次回北京オリンピックで日本のメダルを2倍にするにはどうすればいいか提案してください」コンサルの面接で出そうな問題です。実のところこれは実際に出題された問題です。みなさんはどのように考えますか?

執筆者:大石 哲之

問題の考え方を考える

「北京でメダル2倍」

みなさんはどのように考えましたか?おそらく問題解決になれていないひとは、具体的な解決策のアイデア出しみたいなものを始めにディスカッションしてしまうのではないでしょうか。

みんなでアイデアを20個出してみて、いけそうだ、と思うのを多数決投票して、ちょっとキャッチコピーを付け加えて提案する。学生の議論をみていますと、まさにそういう感じなのです。コンサルタントのアプローチは違います。

コンサルタントは、いきなり答えを考えません。いきなりというのは、具体的なレベルの解決策は最初は考えないということです。具体的なレベルの解決策というのは、「審判を買収」とか「ドーピング」とかの、個々の解決策を議論しないということです。

コンサルタントは、まずはじめに「問題の考え方を考え」ます。考え方を考えるというのは、なんともややこしいです。あまりイメージがわかないかもしれません。
しかし、このステップを踏むことで、答えに納得性が出て、さらに抜けや漏れもなくなるのです。

ウェブで初めて読まれたかたも、ちょっとのインターバルの間、頭をひねらせて考えてみて、第2回をお読み下さい。

北京でメダル2倍 シリーズ第2回
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