コンサルタントで働く/コンサルタントの転職ノウハウ

面接官が語るコンサル会社の採用裏話(2ページ目)

現役コンサルタントによる業界セミナーが開かれました。採用の面接をされているコンサルタントの方から貴重な視点を聞くことができました。

執筆者:大石 哲之

採用の流れ

コンサルタントの採用は、大体次のような流れになっています。

筆記→課題 →集団面接(マネージャーレベル)→ 面接(マネージャーレベル) →面接(パートナーレベル)→内定

それぞれのステップに分かれて、どういう点に注意すべきかの話が出ました。

筆記とエントリーシート

筆記は、SPIっぽいものから、英語での論理テストなど多岐。
英語を課すところもすくなくない。
すくなくともSPIの対策は必要。
--->ここらへんの事情は学生のほうが詳しいのではないでしょうかということで、話題は面接の話にシフトしました。

集団面接(グループディスカッション)で注意すること

面接の第一段階として、集団面接が必ずあります。コンサルタント会社の集団面接では、グループディスカッションが課せられます。この際に注意したいところが、いくつか挙げられました。

「コミュニケーション能力について、勘違いしている方もいる。コミュニケーション能力が高いというところを見せたとしても、論理的な思考がわかる発言がなければ通らないでしょう」

「自己アピールの場だという強い思い込みから、自分の意見を強硬に主張するタイプの人もみますが、チームとして結果を出せるチームプレーヤーとしての資質はマイナス評価になります。」

「もっとも評価が高くなるのは、自分の意見はしっかりと持ちつつもみんなの意見をきちんと聞き、議論を深めることのできる人材」

「面接の評価ポイントとしては、論理的思考力はもちろんのほか、他のポイントも重要になる。実際に評価しているポイントとしては、コミュニケーション力、リーダーシップ、タイムマネジメントの3点。とくに最後のタイムマネジメントについては、これが面接の評価として見られているとは知らないひとが多いのではないか?」

「なぜタイムマネジメントが重要かというと、タイムマネジメントをするためには、与えられた課題の全体像をつかんで、解決のためのステップを考えて時間配分をしないといけない。だから、タイムマネジメントができるひとは、問題の構造を理解しているといえる」
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