みなさんはコンサルタントが日々、どのような職場でどのような仕事をしているか、イメージできますか?クライアントを訪問し、コンサルテーションを行う日もあれば、オフィスで一日中データ分析をする日もあるのです。しかし、実際の仕事風景はなかなか伝わりにくいかも知れません。

そこで、このシリーズではコンサルタントの実際の仕事の仕方やセキララな会社生活について、触れてみようと思います。少しでも、コンサルタントという仕事についての理解が深まっていただければと思います。

机がない!

コンサルティング会社では、自分の机がありません。一般の会社からコンサルタントに転職した人に、「入社してみて一番違和感を覚えたことはなんですか?」ときくと、多くの人が、「机がないこと」を挙げます。机がないとは文字通り、自分の机がない。「自分専用のスペース」というものが存在しないのです。

コンサルティング会社では、共用の机が並んでいて、その1つを借りて仕事をします。出社して、まず机を借りる手続きをしなければならないこともしばしばです。机には番号が割り振られ、「今日はA08番、明日からは机が空いてないので、別のフロアのC09番をつかってください」なんてこともあります。

資料はどうするのか?

個人用の鍵のかかるロッカーがあります。これも人気で、予約しないと割り当ててもらえません。2~3人で共用することもしばしばです。コンサルタントの仕事は、プロジェクト制で固定された部署や組織がないことから、こういう仕組みになっていることが多いのです。非常に合理的な発想です。

固定的な場所がないということは、逆にいうと、どこでも仕事ができるということでもあります。難しい問題にぶつかったときは、カフェテリアのようなオープンスペースにノートパソコンを持ち込み、リラックスしながら考えることもできます。いちいちどこへ行くということを断る必要もありません。どこで仕事をしようが、成果さえ出ればいいわけで、これも非常に合理的な発想と言えます。

個室は、「パートナー」といわれる役員クラスになって初めて与えられることが一般的のようです。といっても、この前あるファームに訪れたら、パートナーの個室は廃止だそうで、一部の役員を除き、ちょっとしたパーティションで区切られたブースを利用していました。そのブースは壁で仕切られていないため、出入りが自由です。いつでも相談にいったり、様子をうかがうことができます。オープンで、自由な雰囲気です。

このようなオープンで自由な雰囲気が、実のところコンサルタントの発想を支えているような気がします。オフィス環境ひとつとっても、よく考えられていると関心することしばしばです。

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