コンサルタントで働く/コンサルタントの転職ノウハウ

ケースの代表的パターンを探る(2ページ目)

面接で出されるケースは、それほど多くのパターンがあるわけではありません。せいぜい数パターンに毛が生えた程度なのではないでしょうか。

執筆者:大石 哲之

拡大系のケース

売上を伸ばすには?売上を2倍にするには?といったようなケースです。
売上が伸びるとはどういう仕組みになっているか、売上の伸びしろ(伸びる余地がある市場)などを考えていくことがポイントになります。

Case(1)
日本のテニス人口を倍増させるにはどうすればいいか?

Case(2)
マッサージチェアの売上を倍増させるにはどうすればいいか?

Case(3)
20代以下の囲碁人口を倍増させるには?

Case(4)
蝶ネクタイを流行らせたい。どうすればいいか。

提案系

これは、提案やを求めるもので、けっこう高度です。これでは、問題点はどこにあるか、なぜその問題がおきているか、どのような解決策が考えられるか、といった点で見ていくことがポイントになります。

Case(1)
柔道の競技人口が減っている。その要因を分析して、柔道振興策を考えろ。

Case(2)
石油ストーブの売上が落ちている。ガスストーブをターゲットにした切替策を提案せよ。

Case(3)
少子化、晩婚といわれて久しい。ウェディング業界がとりくむべき重要なポイントはなにか?

さらに応用編

さらに応用編です。これはかなり問題が漠然としていて、難しい。スコープを設定して問題を切り分けていくことで、整理がつくものと思います。

Case(1)
ある自治体が、12億円を投じて美術館の建設を行なおうとしている。いままで投資対効果という視点がなかった分野だが、建設の是非についてどのような視点から論じるべきか?

Case(2)
健康食品のウェブサイトを企画している。ユーザーは誰か?誰になにを提供すべきか?

Case(3)
商店街にクリーニング店を新しく出店する。まわにりもいくつかクリーニング店があるが、どうすれば勝てるか?

みなさん、これらのケースでなにか考えたことなどがあったらメール下さい。誌上でレビューなどができればと思っています。

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