根強い人気の「青年海外協力隊」ですが、実際のところどんな試験を通ればなれるのでしょうか?また、実際に現地に行ってからもいったいどんなことが起きるのか、体験談からレポートしたいと思います。


≪前編≫
青年海外協力隊とは
協力隊を志願するまで
見逃せない採用のポイント
≪中編≫
現地での仕事内容は?
仕事のやりがいは?
現場での試練
≪後編≫
▼帰国後と今後の展望
▼同じ分野の仕事を目指される方へのアドバイス


協力隊を志願するまで

協力隊を志願するまで
青年海外協力隊は現地の人々と生活を共にし、国づくりや人づくりに貢献する
海外で働いてみたい!国際協力の分野に興味あり!と考える多くの方が一度は考える青年海外協力隊。

まずは、JICAウェブサイトからその定義を見てみましょう。

●目的
青年海外協力隊事業は、「開発途上地域の住民と一体となって当該地域の経済及び社会の発展に協力することを目的とする海外での青年の活動を促進し、及び助長する」事業です。協力隊員の活動の基本姿勢は、「現地の人々と共に」という言葉に集約されています。つまり、派遣された国の人々と共に生活し、働き、彼らの言葉を話し、相互理解を図りながら、彼らの自助努力を促進させる形で協力活動を展開していくことです。青年海外協力隊は、技術や知識を活かして開発途上国の国づくり、人づくりに協力しようとする青年の活動を支援することによって、その目的を達成しようとするものです。

●活動
隊員は、現地生活費等の経費については国の支援は受けますが、報酬の性格をもつ対価は受けず、ボランティアとして活動にあたります。その国の住民と一体になるということは、同じ物を食べ、同じ言葉で語り、その土地の文化・習慣を尊重しながら社会に溶け込み、開発に向けて努力に力を添えることになります。 帰国した隊員たちは、国際人として日本の社会、企業にとって貴重な人材となり協力隊での体験を社会に還元して地域の国際化に大いに貢献しています。

協力隊を志願するまで

海外の開発の現場に入りこみ、自らのもつ技術で貢献する青年海外協力隊。

ここからは、トンガに派遣されたSさんの事例を通して、実際のところをのぞいてみましょう。

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協力隊のことを考え始めたのは、大学の工学部を卒業し医療機器を開発するメーカーに就職して3年経った時でした。当時の開発の仕事は学生の頃の希望の職種だったのですが、いざ仕事を始めると理想と現実のギャップに悩みました。

自分に何が出来るか、自分は何をするべきなのか探したいと考えるようになり、そのために選んだのが協力隊でした。上司の理解を得ることができ、2年間のボランティア休職を取り協力隊に参加することが決まりました。

次のページからは、協力隊に採用されるまでの見逃せないポイントについて体験談からお伝えしたいと思います。