▼ボスとはどういう生き物か?
▼こんなに違う!仕事に対する姿勢
▼職場の雰囲気はやっぱりフランクなの?
▼プライベートに対する考え方は?
ボスとはどういう生き物か?
そんな上司(=ボス)とは、そもそもいったいどういう生き物なのでしょうか?
古今東西を通して、共通しているのは「上司は思いつきでものを言う」ことでしょうか。日本でも海外でも、上司に振り回される部下、という図式はさして変わらないようです。
基本的な役割として、チームなり部署なりの結果を出すことを課せられ、そのミッションを部下を動かすことによって達成していく。これが根本的な上司の役割です。それを、部下の力を引き出しながらやることができるのかどうか、というのは個々の能力に依存してくるでしょう。
一方で、日本のボスと世界のボスで、だいぶ異なる考えかたも存在しています。日本で常識!と思っていることが必ずしも世界では常識ではない、ということをアメリカ、フランス、中国などの例を出しながらお伝えしたいと思います。
こんなに違う!仕事に対する姿勢
一番違う!という意見が多かったのが、仕事に対する評価の仕方です。たとえば、アメリカでは、結果を出すこと=「がんばっている」こと。日本のボスのように結果にいたる過程を見ていて、その点を「がんばり」として評価するということはあまりありません。
同様に、フランスで働く日本人も、ボスがあまりにも何も言わないのでビックリした!という話をしていました。たとえば、「このお客さんは任せた」と言ってもらったら最後、部下からコンタクトしないかぎり様子も見に来ない、ということがあるそうです。意見を聞きに行くと「あなたがいいと思うようにしなさい」という回答。人によっては、逆にプレッシャーに感じてしまうこともあるかもしれません。
世界的に見ると、日本のように「上司が部下を見守っている」というスタイルは非常に珍しいと言えるでしょう。
それでは、続いて次のページでは、よく言われる「海外では上司がフランク」という話の是非を検討したいと思います。