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生インタビュー!国際協力のお仕事【後編】(2ページ目)

前号に引き続いて、宇宙船地球号の山本敏晴氏にお話を伺いました!国際協力のお仕事「オモテとウラ」を徹底的に聞いちゃいました!

執筆者:須子 はるか

-日本人に、とくに必要な能力やスキルはありますか?
生インタビュー!国際協力のお仕事copyright : Toshiharu Yamamoto / ETS


いい意味でケンカができること、かもしれません。「はいはい」とだけいっていると仕事が進まないし、残念ながらバカな人だとおもわれてしまうことすらあります。いい意味で自分の主張ができるようになる必要があるのです。

外国の人は、日本人からみるととんでもないことを言う人がたくさんいますからね。その中でどうやって、調整するか?という経験を積むこと。できれば、高校時代や大学時代に留学したり、スタディツアーでまわるように場数をこなすことが大切です。


-海外での経験が必要、とのことですが、逆に日本での社会人経験というのは役立つのでしょうか?

実は、日本の中での社会人経験は非常に重要です。青年海外協力隊に大学を卒業してすぐに行ってもなにもできなかったりする。会社員経験を2~5年やってから、はじめたほうがいいでしょう。日本の企業は、世界レベルでみてもしっかりしていますし、最低限のマナーや企業人としての責任感の持ち方をおしえてくれる。そういったベーシックなコミュニケーションスキルはおおいに通用します。いきなり国際協力!という風に目指すよりは、日本企業での2~5年の社会人経験は貴重です。


-最後に、国際協力を仕事にしたい!と思っている人に対するメッセージをお願いします。

おっくうがらずに、イベントなどに出かけていくことからはじめましょう。インターネットで検索して、国際協力団体を探せば、どこの団体が活動やイベントをしているかわかります。とくに、活動報告会のような小さなイベントが狙い目。また、国際協力フェスティバルのような大規模なイベントに参加して、直接話を聞いてみたりすることもできます。

出かけていくと、実際に「やっている人」と出会えます。大切なのは、目標になる人、好きな人を見つけること。その人の言うことをやってみよう!というところからはじまるわけです。

その団体にボランティアで関わってみて、そのうちやりたいことがみつかるかもしれないですし。とにかく最初は、どこかにでかけていって、人と会い、その人に影響されながら、何かを始めるというところから。それがボランティアでも大学院にいくことでも、なんでもいいと思います。

-ありがとうございます!




宇宙船地球号の活動も着々と進められいてる山本氏。これからの活躍も楽しみですね!

【関連リンク集】
生インタビュー!国際協力のお仕事【前編】All About[海外で働く]
書籍「世界と恋するおしごと」
宇宙船地球号
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