≪入門編≫
▼MBAってなんですか?
▼MBAプログラムの種類
▼学校選択の基準は?
≪初級編≫
▼MBA留学までのプロセス
▼まずは、自分を掘り下げよう!
▼情報収集のコツ
≪中級編≫
▼GMATとは
▼MBAの出願書類
▼MBAエッセイのポイント
≪上級編≫
▼いよいよMBA留学!
▼MBA取得者のキャリアパス
▼たかがMBAされどMBA
いよいよMBA留学!
まず、大学での学び方の違いに多いに驚かれることでしょう。日本の「学校」では、先生と生徒がいて一方的に教わるのが普通です。それに対してMBAプログラムというのは、生徒ひとりひとりが自分たちの経験や体験を共有しながら、クラスの中で最適解を見つけていくような進行が一般的です。
たとえば、ケーススタディであれば、最初からたった一つの答えがあるというよりは、あらゆる可能性の中から自分たちなりの論理で自分たちの回答を導き出していくプロセスに学びがあります。
また、評価のされ方も、テストの点数だけではなく、授業中に発揮されるリーダーシップやレポートのクオリティに大きく左右されるため、本を読んでいればよいというわけでもありません。
MBAは、現実社会とアカデミックな世界が非常に近い分野。先生も現場でビジネスリーダーを勤めながら教えているという人も多いはず。せっかくMBAを取得するのであれば、ただインプットをするだけではなく、自らアウトプットをどんどんしていける生徒になりたいものです。
MBA取得者のキャリアパス
MBAを取得した人たちは、いったいどんなキャリアパスを描いていくものなのでしょうか?いくつかの例を出して考えてみたいと思います。●もとの企業に戻るケース
企業派遣の場合にとくに多いですが、もともと勤めていた会社に戻るというケース。場合によっては、取得後何年は同じ会社で働かなければいけないという制約がつくこともあります。
●日本で別の企業に就職するケース
今までの業務知識や経歴にプラスしてMBAの肩書きや知識が増えたことを活かして、今までとは違った仕事に就くというパターン。経営企画の仕事や、財務系の仕事につく人もいるようです。
●自分で会社を興す
MBA取得を機に、そのまま自分で会社を作るというパターンも多くはありませんがあるようです。実際、自分のやってきたことがMBA的な視点で整理されると、自分自身で事業を興すための自信がつくのかもしれません。
●現地に残るケース
在学中にインターンなどをはじめていると、引き止められてそのまま就職するケースもあります。語学力がある場合には、十分考えられる可能性です。
その他、もとの会社に戻った後、ふたたび海外に派遣されるということもありますので、海外就職のチャンスは飛躍的に増えそうです。さらに、次のページでは、「たかがMBAされどMBA」というドキッとするタイトル本をご紹介したいと思います!