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「憧れの仕事」セレクション(8) 国際派フリーランス入門(2ページ目)

「フリーランス」それは、自由人の証。実は、国際的に活躍する人のなかには、フリーランスで飛び回っているひとたちが数多くいるんです。なにも雇われるだけが海外就職じゃない!

執筆者:須子 はるか

フリーランスの落とし穴

自由に自分の好きなことを仕事にできそうなフリーランスという職業ですが、もちろんいいことづくめではありません。かなりのリスクと隣り合わせで働くことになりますので、最初からその部分をしっかりをおさえておきましょう。

【フリーランスの落とし穴】
1)自分が商品
自分の労働力をそのまま提供するフリーランスのような仕事では、万が一自分が倒れてしまったときに突然の収入ストップが予想されます。いざというときに、どうやって収入が途絶えないようにするのか、あらかじめ想定しておくことが必要です。

2)下請けになってしまう
とくにデザインやライティングといった仕事は、どうしても大きな仕事の下請け的になってしまう可能性があります。企画の趣旨と枠が決められた中で対応する必要があるのにもかかわらず、意外とお金にならないことも多いようです。十分に自分の仕事の付加価値を高め、買い叩かれないようにする必要があります。

3)取引先への依存
完全に自力で仕事をとっている場合は別ですが、大抵の場合はなんらかのエージェントを通して仕事を得ているのがフリーランス。こういったエージェントに依存しすぎると、万が一エージェント自体に不測の事態が起こったときに一緒に共倒れ、という可能性もあります。取引先はある程度分散させてポートフォリオ化しておくべきでしょう。



国際派フリーランスを目指す!~成功の秘訣~

国際派フリーランスを目指す!
さて、さまざまなリスク要因もみてきましたが、それでもやっぱりフリーランスの自由さは他の職業とは比べ物になりません。また、自分自身がブランドになるくらいに価値を高められれば、収入面でも雇われるよりはるかに高い水準をマークすることだって可能です。

最後に、国際派フリーランスとしての成功のポイントをいくつか上げたいとおもいます。

1)フリーランスは紹介とリピートが命!
フリーの人に仕事が入るのは、主に誰かの紹介か、以前のお客様のリピートです。つまり、ひとつひとつの仕事をしっかりとこなし、また身の回りの人にも自分のやっていることをコンスタントに紹介し続けていくことが大切です。

2)磨いても磨きすぎることはないスキル
フリーランスの人がフリーでいられるのは、「専門性」が備わっているからです。それが、翻訳であれ通訳であれライティングであれ、与えられた仕事を期待以上にこなす実力とスキルが求められます。デキるフリーランスの人は、勉強熱心なのです。

3)よきエージェントとのよき関係
国内でも、海外でも、フリーランスを束ねるエージェントが存在します。特に勝手のわからない海外での仕事は、こうして間で緩衝役になってくれる存在は貴重です。WIN-WINの関係が築けるエージェントを探しましょう。


誰もがフリーランスの自由さに一度は憧れるものではないでしょうか?国際派フリーランスは、国境を越えて活躍できる腕をもった存在。スペシャリストとしてのあなたを探してみませんか?

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