企業が求めるスキル
----企業が求める英語力は、TOEICでいうとどのくらいですか?
鈴木さん: あくまで目安ですが、
・外国人付セクレタリー・・・・・・・・・・・・・・850点以上
・グループセクレタリー(外国人のいる部署)・・750点~850点
・貿易事務、英文経理、営業アシスタント・・・・650点~750点
英語を使うのは海外本社とのやりとり程度、というお仕事でしたら、700点位からでも大丈夫です。
最近は留学経験のある方も増えていますので、外国人付きで900点以上求められるケースもあります。
ただし、TOEICのスコアはあくまでも目安であって、点数よりも実務でどれだけ使えるかが問われます。コミュニケーションがスムーズにとれる、メールやレターを正確な内容で作成出来る、といったことの方が大切です。
スコアはあるけど、実務で活かせないという方もいれば、反対にスコアは足りないけれど、実務で使った経験が多く、業務上では全く支障はなかったという方もいらっしゃいました。
----TOEICだけで判断が難しいとなりますと、実務で通用する英語力はどうやって把握すればいいのでしょうか?
鈴木さん:ガールフライデーでは、独自の英語スキルチェックを実施しています。
読解、語彙、翻訳のペーパーテストと、ネイティブとの会話チェックを行い、この結果は6段階で評価されます。
TOEICだけでは計れない、より実務に対応した英語力が判定できるので、企業の求める語学スキルとの差がないか把握することができ、弊社のクライアント企業からも信頼をいただいております。
また、英文経理や貿易事務ご希望の方には、専門分野に特化したスキルチェックも行っています。
----TOEICのスコアはあるけど、実務で英語を使ったことがない、という方も、事前に確認をしてもらえれば安心してお仕事が始められますね。
----語学スキル以外に、企業が求めるスキルはどんなものがありますか?
鈴木さん:最近クライアントの要望として特に目立つのは、「コミュニケーション力の高い方を」というフレーズです。派遣の場合、初日から業務につくケースがほとんどですので、「スッと現場に入って頂き、パッと業務を始めて頂く」ことが求められます。コミュニケーション力というととても幅広い意味合いになりますが、求められている業務の意味合いを理解して、環境になじめること、分からないことは何がどう不明瞭かを上手に伝えられること、また説明を上手に受けられること。そういった意味で「コミュニケーション力」が求められるのだと思います。