多くのクライアント企業や登録者と接してきた鈴木さん。企業が欲しがるスキルを教えてくれました。 |
1969年設立の長い歴史と実績をもつ人材派遣会社マンフライデー。
同社では、バイリンガル派遣専門の事業部があります。その名もガールフライデー。
ガールフライデー事業部長の鈴木さんに、企業の求めるスキル、必要とされる語学力など最近の動向についてお話を伺いました。
派遣のニーズが高い職種、業界
----まず、最近はどういった職種でのニーズが高いですか?
鈴木さん:弊社の場合、セクレタリー職が比較的多いですね。次にアシスタントと称して、マーケティング、法務、人事・総務といった実務をサポートするポジションが多いでしょうか。派遣先企業は、7割程が外資系です。
----通訳・翻訳のお仕事は多いですか?
鈴木さん:専門職としての通訳・翻訳のお仕事は、一般企業の場合段々募集が少なくなってきているように感じます。最近は英語力の高い方が増えていますので、社内翻訳や通訳ですと、セクレタリーが兼務というケースが多いです。
逆に言えば、セクレタリーのポジションでも通訳・翻訳の実務に携われる機会が増えたということですよね。実際、将来プロの通訳者を目指して、セクレタリーとしてお仕事をしながら、夜間や土曜に通訳学校に通っているというスタッフの方もいらっしゃいます。
----最近特に派遣のニーズが伸びている業界はありますか?
鈴木さん:いま金融業界で採用に活発さを感じます。また医療業界も堅調ですね。専門的な業界ではありますが、グループセクレタリーやアシスタントのポジションでは、業界経験を問わないケースも多いので、業界希望の方には狙い目と言えます。