外資で働く・転職する/外資への転職ノウハウ

転職コンサルタントが語る「転職の現実」Vol.1 採用される人(5ページ目)

企業の採用に精通し、多くの転職成功者を見ている転職コンサルタント。外資系・語学系に強い人材紹介会社に最近の求人状況と、企業が求めている人物像をききました。転職のエキスパートが語る転職現場。

執筆者:柏木 梨花

ディスコ
あらゆるキャリアステージ、業界の人に幅広いサービスを提供することを強みとしています。学生の就職活動の場合は、情報量で勝負が決まりますので、多くの情報を提供し、メンターとなってサポートをします。キャリア層にはOne to One でより専門的なカウンセリングを行っています。

<回答>
ディスコキャリアコンサルタンツ
取締役 綿井 伸さん

選考基準は厳しめ

専門性の高いスペシャリストといわゆる第二新卒のポテンシャル採用の二極化が進んでいます。過去の新卒採用抑制の反動で、28歳位までの若手採用が増えているのですが、数合わせ的に予定人数を埋める、といった採用ではなく、選考基準は厳しく、基準を満たす人材でなければ採用しないといった状況です。


英語力はメインスキルにならない

ポテンシャル採用の採用基準のひとつとして、よく地頭(じあたま)がいい人なんて言いますね。この地頭がいいとはどういうことなのかと考えますと、1.自分の考えを的確に伝えられる 2.相手の意図を正確に理解できる 3.必要な情報を集め、判断→行動に移すことができる ということだと思います。1、2はいわゆるコミュニケーション力ですね。キャリア採用の場合も専門性に加えてパーソナリティーが重視されます。どんなパーソナリティーかというと、1.変化を好み改革を受け入れられるタイプ。新しいことを取り入れられる、自分の過去の成功にこだわらずいい意味で自己否定のできる人ですね。2.プレゼン力、コミュニケーション力のある人。まわりに伝えてまわりを巻き込むことのできる人です。それから、3.いやな人じゃない。業界や職種によって、採用基準は異なりますが、こういったパーソナリティーは共通して求められるのではないでしょうか。
それから、注意する点として、英語力をメインスキルと勘違いすると失敗します。
あくまでも英語はツールのひとつ。専門性プラス英語として捉えるといいですね。

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