家事・育児は、妻の役割?!
長時間労働で疲れている中、少しでも手伝おうとする姿勢が嬉しいもの。 |
夫婦ともにフルタイムで働いている家庭においても、「妻が行う」「妻が中心となって行うが、夫も手伝う」が約75%を占め、「半ぶんずつ分担して行っている」夫婦は、約20%にとどまっています。
共働き世帯が増えているにもかかわらず、家事分担については、相変わらず妻に負担がかかっており、これでは女性が仕事と家事・育児・介護等との両立をしていくことは難しいと思わざるを得ません。
でも男性も家事や育児を全くしたくないというわけではなく、30歳代、40歳代のフルタイム・週60時間以上働いている男性の割合は、過去8年間変化がありません。多くの男性が長時間労働をしており、分担したくてもできないという現実があるようです。
*内閣府「ライフスタイル調査」
夫の家事・育児時間は、たったの30分!
夫も、子どもも、できれば「一緒に過ごしたい」と思うのは当然のこと。 |
◆夫は有業・妻が専業主婦
妻 6時間52分
夫 39分
◆共働き世帯で妻の就業時間が35時間以上
妻 3時間25分
夫 33分
◆共働き世帯
妻 4時間15分
夫 30分
妻が仕事を持っている・いないにかかわらず、夫の家事・育児・介護に関わる時間は、1日たった30分!残念ながら、これは世界的にみても低い水準です。役割分担ということを考えれば、専業主婦の場合は、家事のほとんどを担うのは仕方がないと思いますが、子どもが小さかったり、子育てしながら仕事を持っているにもかかわらず、夫と分担ができないというのは、「両立」について悩むのも無理はないことと思います。
では、夫たちは、家事や育児から逃げているのでしょうか?