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仕事がはかどる人、はかどらない人 vol.2

今日は比較的余裕があるから、早く仕事を片付けて帰ろう、と思っていたのに、気づけば残業…。仕事がはかどらなくて困っているKさんを例に、その理由を探ってみました。

執筆者:泉 まつお


Kさん
あなたが仕事をこなすとき、何を優先してどんな順番でやってますか?
以前に、「確認の怠り」「判断の甘さ」「反応の遅さ」「自己中心的『伝えたから』大丈夫」という4つのミスにより仕事がはかどらずにいたAさんのある一日を紹介する記事を掲載しましたが、今回は、Aさんとは違う原因で日々の仕事がはかどっていないKさんの例を紹介したいと思います。

なぜだか残業になってしまう
営業職のKさんの一日


Kさんは、主に中小企業を相手にする営業スタッフ。
この2週間は、新商品の営業キャンペーンが展開されており、今日はその最終日です。

「目標達成まであと1件。T社は絶対、申し込んでくれるから、午前中に訪問すれば、楽勝!」

10時会社を出て、事前にアポイントを取っておいたT社の担当部長を訪問。予想通り、T社は契約を結んでくれました。

「これで目標達成。あとは、申込書の整理だけね」

実は、Kさんはお客さんと商談をすることは大好きなのですが、事務作業は大嫌い。ついつい後回しにして、いつも、締切ぎりぎりにまとめて処理をしています。

「あら、この申込書、印鑑がないわ」

訪問したときに先方に預け、郵送してもらっている申込書もあるため、後からこうした不備が見つかることもしばしば。Kさんは、慌てて捺印がなかった会社に電話をして、会社を飛び出していきました。

戻ってきたのは4時半前。申込書の提出締切まで、あと30分です。

「もう、先方の部長ったらうっかり者なんだから。えっと、この申込書は…。商品のカラーが抜けているわ…。そうそう、訪問したときに先方がカラーだけ決めかねていて、後日、確認するんだった!」

すぐにその会社に電話をしますが、あいにく担当者が不在。戻りは、18時を過ぎると言います。

「仕方ないわね。事務のSちゃんに事情を話して、受注登録を待ってもらわなくちゃ」

ところが、その担当者は18時を過ぎても帰ってきません。
懇意にしてもらっている人なので、携帯に電話をしてみますが、つかまりません。結局、その日、Kさんが申込書を完成させて会社を出たのは、20時を過ぎていました。



担当者がつかまらなかったのは運が悪かったとも言えますが、Kさんの行動には、それを引き起こしてしまった原因があるはず。次ページで検証してみましょう。
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