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「意欲」が伝わる表現・伝わらない表現 ポジティブ表現を身につけよう(2ページ目)

一生懸命やっているのに伝わらない。それは、表現の仕方がよくないのかもしれません。意欲があっても伝わらなければ意味がない。様々な場面での意欲の伝え方を検証してみます。

執筆者:泉 まつお

<職場編>


● 「これ、今日の15時までにやってほしいんだけど」という依頼に対して…。

「急ぎですか?」
  
→ 入社5年目の営業スタッフの判定:NG
何気なく聞き返しているんだと思うけど、「15時までに」と言っているにもかかわらずこう聞かれると、やりたくないと思っているようにも受け取れる。ほかの仕事が入っていて無理そうなら、「○時ぐらいまでほかの仕事で取り掛かることができないのですが、どうしましょう」と相談してくれたほうが、私の依頼に対して前向きにとらえてくれていると感じます。


● 「この件はどうなってる?」と仕事の途中経過を聞かれたとき…。

「今週いっぱいでいいんですよね」
  
→ 営業課長の判定:NG
期限は今週いっぱいだったとしても、こちらが知りたいのは、その仕事が今、どこまで進んでいるかということ。もし、まったく取り掛かっていないのであってもそれはそれで報告し、今後、どう進める予定かを聞かせてくれることでこの仕事に対する取り組み姿勢を感じるのですが…。


● 「この仕事、あなたに任せていい?」との依頼に対して…。

「私ですか?」
  
→販売チーム・チーフの判定:NG
目を輝かせ、「私にやらせてくれるんですか!」という気持ちで発言している場合は意欲を感じますが、声のトーンがちょっと落ちるとNGですね。
多分、思わず「私?」と言ってしまうのでしょう。こういう反応はけっこう多いです。でも、聞き方によっては、「やりたくないなあ」と思っているようにも感じます。これに対して意欲を感じるのは、その仕事を自分がやるとして、ととらえての発言。「私で大丈夫でしょうか?」という発言は一見、後ろ向きに思うかもしれませんが、これまで経験したことのない仕事をやってみてと言われて、自分がそれを担当すると考えたうえでの発言なので、印象は悪くないと思います。



意外に、思わず言ってしまうことが、意欲なしと受け取られることもあるようです。
そして、職場での発言のポイントは、「当事者意識を持って発言しているか」ということのよう。
自分がこれを担当するなら、と受け止めた上で発言すれば、意欲なしと感じられることがグッと減るのではないでしょうか。
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