女性の転職/女性の再就職・職場復帰

自分には何が向いているのかわからない!(2ページ目)

最近、多くの方から「仕事を始めたいけれど、自分がどんな仕事が向いているのかわからない!」と相談をいただくようになりました。今回は、簡単なワークを通して自分にあった職業を見つけてみましょう。

執筆者:川崎 あゆみ

小学校時代にまでさかのぼって振りかえってみる

次に学生時代、20代~40代までに起きた主な出来事、ステージごとにどんなことに興味があったか・好きだったか、興味のあった職業・それに関することなどを書き込んでいきます。小学校時代に先生から誉められたことや、得意だったこと、何をおいても没頭していたことなど、覚えている限りどんどん書いてみてください。

ライフステージの振り返りシート

ここでもキャリアの振り返りと同じく、ガイドの例をご覧いただきましょう。

<ライフステージの振り返り:ガイドの場合>

<ライフステージの振り返り:ガイドの場合 学生時代>
ライフステージの振り返り:学生時代

<ライフステージの振り返り:ガイドの場合 20代>
ライフステージの振り返り:20代

<ライフステージの振り返り:ガイドの場合 30代>
ライフステージの振り返り:30代

<ライフステージの振り返り:ガイドの場合 40代>
ライフステージの振り返り:40代


自分のキーワードを見つける

年代によって、まさにライフステージに変化が起こり、そのときどきでやりたいことが変わるのですが、最後まで私は、「英語」にこだわっていたことに気づきます。そして、中学・高校時代の「作文」好き。このことに自分でも30歳を過ぎるまで忘れていたのですが、子どものときに好きだったことが仕事につながった例になるでしょうか。

このようになんとなくではあるけれど、ずっと自分が一貫して持っていた興味や好きだと思っていることがキーワードとして浮かび上がってきます。そのキーワードから、どんな仕事があるのかを考えていきます。

英語 + 作文 = 翻訳、英語で取材をして記事執筆

という具合に。もちろん得意なことだけでなく、人との出会いや人から言われた言葉、読んだ本などが、あなたに影響していることに気づくこともあります。例としてお見せした私のシートは、ごくごく簡単に書いたものですが、ざくっとでも良いので書き出してみましょう。振り返りの作業は、思っているよりも結構しんどいもの。でもあなたが何に向いているのかをイメージとして伝えてくれる「キーワード」をぜひ探してみてください。

自分の過去を例にするのは、とても恥ずかしいと思ったのですが、書き方の参考にしていただければと、さらけ出すことにしました。特にきっちりとした表を作ることもありません、何かの裏紙にでもさっと線を引いて思いつくまま書くというのが気軽でよいかもしれませんね。

この作業は、自分のキーワードを探るのと同時に、「私には何もない」と自信を失っているときには、過去の自分を認めてあげる作業になります。「あの頃は、大変だったけど、がむしゃらにがんばっていたな」と自分を認めてあげることって大事なこと。そこが働く自分のスタート地点だと認識できたら、今後の自分の方向性も見えてくるかもしれません。

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