転職活動のスタートは履歴書の提出。
募集に対して多くの応募があった場合、全員と面接をするわけにはなかなかいかない。
そこで行われるのが、履歴書や職務経歴書の内容で面接への通過・不通過を決める、いわゆる「書類選考」です。
人事担当者たちは履歴書のどこを見て書類選考の採否を決めているのでしょう。
その謎を探るため、実際の書類選考の現場に潜入し、人事担当者たちが見ているポイントを探ってみました。
担当者たちが思わず発するつぶやきにも興味深いものがあります。
(ただし、「つぶやき」が通過・不通過を決定しているわけではありません。あくまでも、「こういうところが目に留まっているんだ」という受け止め方をしてくださいね)
「この人、しっかりした字だね。なんだか、仕事もきっちりやってくれそうな気がしない?」
→美しい字でなくても、丁寧に書かれた字、しっかりした字は好感がもたれることが多いよう。時間をかけて丁寧に仕上げるのがポイントです。
「誤字が多いと仕事でもミスが多いような気がしちゃうなぁ」
→最近はWEBエントリーも増えていますが、人事担当者から、WEBエントリーは気軽に応募できる分、誤字が多いような気がするという声も聞かれます。送信ボタンを押す前にもう一度、確認を。
「(写真を見て)なんか、暗い…。うちの雰囲気と違うよね」
→もちろん、顔を見て採否を決めているわけではありません。ただ、写真が与える印象は強く、人事担当者は直感的に応募者が自社の雰囲気に合うかどうかを見るようです。写真は手間も費用もかかりますが、手を抜くのは禁物ですね。
「(びっしり記入されたフリーコメントを見て)いいことが書いてあるかもしれないけど、正直言って読む気がしないなぁ」
→人事担当者は多くの書類に目を通さなければなりません。そのため、パッと見たときに「読みにくそう」と思うと、思わず後回しにしたり、読まずに次に。紙の場合は、重要なところにアンダーラインを引いたり、見出しをつけて読みやすくするなどの配慮があるといいかもしれませんね。
※人事担当者のつぶやきはまだまだ続きます。