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グローバル転職をするノウハウ(3ページ目)

近頃は、日本法人の海外担当になったり、現地に駐在したりということも珍しくありません。海外就職といっても、いろいろな市場や国がありますが、私が現在注目しているのは中国の市場です。

執筆者:高野 秀敏

■駐在の場合のメリット・デメリット
<メリット>
中国だけでなく、海外駐在経験が条件の求人が日本で増えている。日本国内では優秀でも海外にいって通用しない人がいる、という話をよく聞く。そのリスクを低減するために、以下のような職歴がある人は歓迎される。

・海外駐在経験(もちろん部下に中国人がいるほうがなお可)
・海外事業立ち上げ経験など

従って、自社内でのキャリアだけでなく、転職市場全体での自身のキャリアを上げることにも結びつく。

<デメリット>
中国に滞在することで、健康の問題や家族の問題(例:子供の教育が日本にいる場合と違いがでるなど)がつきまとうが、それ以外にデメリットは考えられない。

ただし、中国に来て思ったように成果を挙げられない日本人は少なからずいる。仮にそうなった場合には、自社内でのキャリア形成にダメージを与える、という問題がある。

では、どんな日本人なら中国に行ってチャンスがあるのか?日本から中国に行ってチャンスがある人はズバリ「起業したい人」だ。日本の駐在員の方は優秀な方も多いが、一方でおいしい生活を捨てられず(「駐在すると帰ったときに貯金が増えている」は幻想ではない)、チャレンジ精神や起業家精神がなかなか生まれにくい。また、起業家精神をもって日本から中国に来る人はまだまだ少ない。中国のマーケットはまだまだ成長マーケットであるなどプラス要素が多い。

もちろん、起業することには困難がつきもので、リスクもある。ただし、今後日本で起業して、例えば上場まで育てるぐらいの大きなことを考えている人がいるとするならば、日本以上に可能性があるのではないか。そのステップとして、まずは中国で就職してみるという選択肢を検討してみても良い。


最後に、中国転職を扱っている求人サイトで参考になるサイトです。

カモメ中国転職
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ちゃいなびWORKS
同じく、中国転職を扱う人材会社や求人情報が多く掲載されているサイト。転職成功事例も多くのっており、参考になる。

英創
中国における人材紹介で最大手レベルの紹介会社。案件数が非常に多いことが特徴。

まずはネットで調べて研究してみることからはじめてみましょう。人口も経済も伸びていますし、すべてのビジネスパーソンにとってもう中国を無視することはできないといって良いと思います。
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