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グローバル転職をするノウハウ(2ページ目)

近頃は、日本法人の海外担当になったり、現地に駐在したりということも珍しくありません。海外就職といっても、いろいろな市場や国がありますが、私が現在注目しているのは中国の市場です。

執筆者:高野 秀敏

中国で働くメリット・デメリットとは?

中国で働くメリットとは…!?
現地採用と駐在とでも中国で働くメリットは異なる
中国で働くメリットとデメリットについて具体的に考えてみましょう。

■現地採用の場合のメリット・デメリット
<メリット>
・中国での現地採用では、不況の日本ではなかなかいい就職先が見つからない人が、中国では見つかる可能性がある。誤解をおそれずにいえば、他国で人生のやり直しをはかるうえでのリセット機能を果たせる。

理由は、中国での現地採用は特に営業などの(あまり人気のない職種の)仕事を希望する日本人が、極端に少ない傾向にある。従って、多少職歴に乏しくても内定が出る可能性は十分にある。もちろん多くの企業はキャリアを求めるが、一部の企業では、日本人であることのみが採用の条件である場合もある。

以下は、あるIT系関連企業の中国での求人です。引用させていただきますと
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中国での仕事にチャレンジしてみたい方。経験不問。

【具体的には】
海外で働いてみたいという好奇心と熱意、明るく前向きな行動のとれる方!

●必要なスキル。
基本的なPC操作、インターネットの経験
チームワーク、コミュニケーション力
--------------------
お気づきでしょうか。スキルを重視ではなく人物重視なのです。このような求人を社員で探している会社は、日本だと非常に現在は稀だと思います。

話を戻すと、中国で仕事を通じてビジネススキルを身に着けた後に、日本に戻る。そうすると、中国の経済や文化、ビジネスのスタイルなどに詳しく、かつ実務経験があり中国語が話せるということを武器に日本でリスタートする道も開ける可能性があります。

<デメリット>
なんといっても賃金が安い。上海だと新卒で1万元(約13万円)ぐらいのスタートとなるでしょう。また、多少の経験がある人でも1万5千元。管理職で求められていても、高くて2万元程度が主力。

さらにいえば、日本に戻った際にもこの低賃金が影響する可能性があること。日本では前職考慮の文化があり、それは外国(中国)で働いていた人にも適用されてしまう傾向がある。したがって、日本に戻った際に、前職考慮されて低水準に甘んじなければいけないリスクが発生する。

また、企業によることなので一概には言えないが、社内のなかで現地採用の日本人と駐在の日本人の間に、ある種の差別感覚を感じる方もいる。

例)駐在員と現地採用の社員では給与レベルに数倍の格差が出る。
例えば、住居(高級マンションに住めるか住めないかなど)に差がでるなど。

次のページでは、駐在の場合のメリットとデメリットをご紹介>>
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