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こんなにも違う生涯年収!?(2ページ目)

二極化。年収300万円時代。噂の格差社会がいよいよ到来!?そんな実情を裏付けするデータを紹介しつつ、具体的な数字を挙げて生涯年収について考えてみましょう。

執筆者:高野 秀敏


年収を増やすためには、一度年収を下げること

年収を増やすためには、一度年収を下げること
年収を増やすためには、一度年収を下げること
私の場合、確かに入社して一年目から月に数百万の粗利益を出していましたが、給与は22万円でした。しかし仕事はとても面白く、そこまで給与の不満はありませんでした。やりがいがあったからです(その後給与はきちんと適正にあがりました。念のため補足させていただきます)。結果として、人材系で起業することになったため、前職ではお金をもらって、勉強させていただいた形になりました。

「年収を増やすためには、一度年収を下げること」。

逆説的ですが、社会に出て学んだことです。

当時、インテリジェンスは小さな会社でしたので、人材紹介のなかでも営業、契約書の作成ばかりでなく、請求書作成、キャリアカウンセリング、セミナー、マーケティング活動など、なんでも自分でやらなければいけなかったのです。
他にもっと給与の高い会社もありましたが、そこでこのような多くの経験が積めたかというと、定かではありません。

生涯年収を考える

また、生涯年収については、こんなことを教えてくれる方がいました。10歳ぐらい年上のエグゼクティブの方からです。

「給与というのは総面積が重要。年数を横軸に、年収を縦軸にとった場合に、総面積の多いほうが生涯年収は多くなります。転職時の年収は基本的に前職考慮で決定される場合が比較的多いので、どこかで一度年収を上げてしまえば、あとは仕事をさぼらずに成果を出しておけば確実に上がっていく。日本にある数百万もの会社の中には、自分を今以上に評価してくれる会社も絶対にあるので、年収ダウンの転職は、私はしません。」というご意見でした。いろいろな考え方がありますね。

稼ぐために年収を下げて経験を買うパターンもあれば、常に下がらないように考える方もいます。一般には独身者は下がっても経験を買ったほうがよく、ご家族がいる方は現在の給与をあまり下がらないように意思決定されている方が多いようです。

あなたの生涯年収は、いったいいくらになるのでしょうか?
そして、その内容に満足ですか?不満足ですか? いかがでしょうか。
一度考えてみるとよいかもしれません。
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