■失業期間中の年金保険料免除制度
失業して収入が途絶えた状況にある場合には、年金保険料の全額または半額免除制度の適用を受けられます。詳細はご存知ですか? 国民年金保険料免除制度を参照してください。
■年金は将来の生活のためだけにあるわけではない
年金保険制度は老後の生活のためだけにあるわけではありません。年金を受給できる年齢になる以前に、もし、病気やケガをしてその障害が残り、将来にわたって仕事に就ける状況になくなったときに、障害基礎年金により最低限の保障が受けられたり、結婚している男性が妻子を残して死亡したときには、遺族基礎年金により残された遺族の生活保障を図ってもらえる仕組みも組み込まれているのです。
障害基礎年金および遺族基礎年金は、20歳以上であれば年齢に関係なく受給できますが、ケガや病気で初めて医者にかかった日以前の1年間に、保険料を納めていない期間があると適用されません。若い人にとってはとくに、年金というと遠い将来のことで、ピンと来ないとか、上の世代の人よりも負担が大きくなる上に受給できる額が下がることが予想されるなどのために割似合わない思っている人が多いようですが、もしものときの備えにもなるのだということを理解してください。
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