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「酒井法子容疑者」は、なぜ転落したのか?(3ページ目)

夫に続いて、覚せい剤取締法違反の容疑で逮捕された女優の酒井法子容疑者。出産後も、ママドルとして活躍していたにもかかわらず、なぜ違法薬物に手を染めたのか? その転落の軌跡をたどってみると……

執筆者:志田 玲子

起訴猶予になる可能性もあり?!

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どの人の人生にも、悩みはつきもの。だからといって、薬物に走っても、問題は解決しない……
東京地方裁判所は8月14日、夫の拘置を21日まで延長することを決定。一方、妻の酒井容疑者の拘置期限は19日ですが、ここへ来て、妻の方は起訴されない可能性が、浮上しています。その理由は、1ページで見たように、尿検査の結果が陰性だったのに加え、酒井容疑者の自宅から見つかった覚せい剤が、微量だったから。

覚せい剤は、1回の平均使用量が約0.03グラムで、起訴されるのは、それ以上の分量を所持したケースが多いとされます。しかし、酒井容疑者の自宅マンションから見つかった分量は、わずか0.008グラム。1回の使用量よりずっと少なく、法律の専門家からは、「通常なら、起訴猶予処分(※)になるケース」との声も、上がっています。
※ 犯罪の嫌疑や証拠があっても、諸般の事情から検察官が起訴する必要なしと、判断すること。起訴猶予になれば、前科にならない

薬物に走っても、問題は何も解決しない!

2ページで見たように、酒井容疑者は、夫婦間の「仕事格差」に関する悩みを抱えていた模様ですが、どの人の人生にも、悩みはつきもの。そうした悩みや苦しみを抱えていても、世の中のほとんどの人は、歯を食いしばって耐えよう、乗り越えようと、努力しています。結局、薬物に走っても問題は何も解決せず、かえって人生を失うことになりかねないということ。今後、検察当局がどのような処分を下すのかは不透明ですが、今回の事件を糧とし、母として、人間として、ぜひともまっとうな人生を、やり直して欲しいと思います。

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