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「酒井法子容疑者」は、なぜ転落したのか?(2ページ目)

夫に続いて、覚せい剤取締法違反の容疑で逮捕された女優の酒井法子容疑者。出産後も、ママドルとして活躍していたにもかかわらず、なぜ違法薬物に手を染めたのか? その転落の軌跡をたどってみると……

執筆者:志田 玲子

歌手デビュー後、清純派アイドルとして活躍

画像の代替
「できちゃった婚」で長男をさずかり、母の喜びをかみしめていたはずが……
写真提供:フリー画像素材EyesPic
酒井法子容疑者は、1971年2月14日、福岡県生まれ。87年に、「男の子になりたい」で歌手デビュー後、清純派アイドル「のりピー」として、順調に成長。「碧いうさぎ」をヒットさせるなど、国内のほか、台湾などのアジア諸国でも人気を集めました。また、TVドラマ「星の金貨」などの話題作に出演するなど、女優としても活躍。さらには、「マンモスうれピー」などの「のりピー語」を流行させ、話題を呼びました。

一方、私生活では、趣味のボディーボード(サーフボードの一種)を通じて知り合った高相容疑者と、1998年12月に「できちゃった婚」。99年7月に長男を出産し、1児の母になった後も、芸能活動を継続。「ママドル」として、女優と子育てを両立させていました。

「ママドル」の顔の裏に、複雑な人間模様が……

そんな酒井容疑者に、結婚後異変が現れ始めます。芸能関係者の間で、「異常にテンションが高くなることがあった」などの声が上がる一方、きゃしゃな体には、タトゥー(入れ墨)がくっきり。左手の薬指には星形の、左足首には蓮の花などがあしらわれたタトゥーが、確認されています。一方、夫が経営するスポーツショップが不振に陥る中、夫婦仲は冷めていきます。今年春ごろからは別居状態に入り、夫は千葉市内、妻は南青山のマンションに住んでいました。

さらに、夫には親密な関係の女性がいましたが、この女性は酒井容疑者の友人で、妻も公認済みの仲だった様子。酒井容疑者は警察に出頭する前、長男をこの女性に預けていました。大切な子どもを預け、しかも、その長男が女性にとてもなついていたというから、何とも不思議な人間模様……。結局、妻が有名人のママドルとして活躍する一方、夫の仕事がうまく行かないことで、夫婦関係がぎくしゃくしていったような印象を受けますね。その悩みから逃れたくて、まずは夫、次いで妻と、夫婦そろって覚せい剤に走った?

最後に、今後の焦点となっている酒井容疑者の起訴は、どうなる?
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