新築マンション/マンションニュースの読み方

プロ向けスタジオ並み、防音室完備「ミュージション」(2ページ目)

エコミックスマンションで話題を呼んだリブランが、今度は全戸防音室付きマンションを分譲します。2月に行われた体感イベントで、ひと足早く防音性能の威力を体験してきました。

大森 広司

執筆者:大森 広司

マンション入門ガイド


「(仮称)ミュージション桜台」完成予想図
現地へは練馬駅からも徒歩11分

マンション敷地内に音楽ホールを設置

さて、実際の物件の方はというと、場所は西武池袋線桜台駅から徒歩10分のところ。地上14階建てで総戸数は67戸(分譲戸数64戸)です。販売開始は6月の予定となっています。敷地は環七通りに面しているので、逆に各住戸から音楽が多少聞こえてもあまり気にならないかもしれません。

 
このマンションのもうひとつの特徴は、共用施設として約80名を収容できる音楽ホールを設置することです。「マンションに音楽ホール?」と思うかもしれませんが、そこは全戸防音室付きですから、入居者にもプロやセミプロの音楽家がたくさんいるはず。そうした入居者がコンサートを開いたり、あるいはピアノ教室の発表会を催したりと、いろいろと使い道はありそうです。この音楽ホールも住戸の防音室も、各地のコンサートホールやプロ向けスタジオで実績のある音響設計会社と建設会社が設計・施工を担当しています。

 

音楽ホールイメージ図
共用施設として約80名を収容
住戸は70m2台の2LDK+スタジオが中心。1階に100m2超のメゾネットタイプがあり、どの住戸もグランドピアノ(ヤマハC-3またはC-5クラス)が搬入できる間取りになっています。防音室ではピアノや弦楽器が24時間演奏可能なほか、楽器の種類によって演奏可能な時間帯が細かくルール化されているのも、トラブル防止という意味では安心です。

 

分譲会社のリブランは、これまでに賃貸版のミュージションを川越市と志木市で供給しており、好評だそうです。どちらの物件も音楽というひとつの価値観を通じて入居者のコミュニティを築くことができているとか。同社では以前からマンション新築時にパーティーを催すなど、入居者同士の交流に力を入れています。今回のミュージションでも、竣工時には音楽ホールで入居者によるコンサートなどを開きたいとのこと。全戸防音室付きというと、なんだか「変わったマンション」という印象を受けるかもしれませんが、これまでになかった切り口だけに、意外とヒット商品になる可能性もありそうです。

【関連記事】
『音楽に心底浸れる空間登場!』(家を借りる)
『「MUSISION志木」現地レポート』(家を借りる)

関連サイト
「ミュージション」
http://www.musision.com/
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