アメリカではいよいよオバマ新政権になりますが、オバマ新大統領はロビイストと呼ばれる人々を規制することに熱心です。このロビイストと呼ばれる人々は、日本では全くなじみのない存在ですが、何をする人たちなのでしょうか?

【CONTENTS】
日本語で言うなら「根回し屋」(1P目)
ロビイストとお金(1P目)
ロビイストを規制・排除しようとするオバマ新大統領(2P目)

日本語で言うなら「根回し屋」

ロビイストとは、「ロビー活動」をする人たちのことです。ではロビー活動とは何かというと、簡単に言えば政治家などに対する根回しです。特定の企業や団体の利益のために、政治家や官僚に対して働きかけ、有利な政策を実行するようにさせるのが仕事です。

日本ではロビイストという言葉はなじみが薄く、また根回しというと裏で何かコソコソとやっている悪いイメージがあります。しかしアメリカや他の国におけるロビイストとは堂々とした職業であり、決して怪しいものではありません。

アメリカではロビイストとして活動するためには、政府に登録することが必要になっています。現在は全米で3万人以上のロビイストがいると言われており、元議員や、元官僚のロビイストがいたり、弁護士からロビイストに転身する者もかなり多いと言われます。

ロビイストという言葉の語源についてはいくつか説がありますが、ホテルのロビーなどで議員に合って交渉をしたりすることがから「ロビー活動」や「ロビイスト」という言葉が生まれたと言われます。なおロビイストは連邦(中央)の政治家に働きかけるだけではなく、州レベルでも盛んに活動をしています。

ロビイストとお金

お札
ロビー活動の裏では莫大なお金が動いている。
ロビー活動は政治にも関わってくるので、当然そこではお金が動きます。ロビイストは政治家に献金を申し出ることによって、クライアント(利益を代弁する企業や団体)に有利な政策を実行させるよう働きかけます。なおロビイストは個人ですからそんなに大金は持っていませんが、クライアントが献金をします。

またトップクラスのロビイストは年収も日本円で億単位であると言われ、トーマス・ボッグスというトップレベルのロビイストは、経営するロビー会社の売上が年間で7000万ドル(約65億円)になり、あるクライアントからは年間200万ドル(約1億8000万円)も受け取っていました。