半人前のススメ
まだまだ自分は半人前だな…… |
こんにちは。新入社員の方は、入社してそろそろ2ヶ月たちますね。もう仕事には慣れましたか? 後輩が入社してきて、初めて部下をもった方、これまでとの仕事の違いに戸惑っていませんか?
新しいことにチャレンジする時には、誰でも不安になるものです。ちょっとした失敗で、「まだまだ自分は半人前だな……」と感じて、落ち込むこともあるかもしれません。
でも、ちょっと待ってください。半人前というのは、決して悪いことばかりではないんですよ。今日は「半人前のススメ」について、お話します。
最近よく見かける「一人前になったつもり」症候群
最近、就職して2~3年で転職する人が増えているようです。私の周りにも、転職相談を持ちかけてくる若者が多いのですが、彼らは口をそろえてこう言います。
「今の職場で学ぶことは、もう何もない。」
でも、ちょっと待ってください。本当にそうなのでしょうか? たった2~3年働いただけで、学ぶことがなくなってしまうなんて、本当にあり得るのでしょうか?
私個人的には、本気で「もう学ぶことが何もない」と思っている人は、自分で自身の成長機会を見つけることができない人なんだな、と思ってしまいます。
若手社員に求められる仕事が一通りできるようになって、一定の成果も出しているという現状に満足してしまい、周りが見えなくなってしまっているのではないでしょうか。
しかし、求められる仕事が一通りできるようになる、というのは、仕事の「スタート地点」に立ったに過ぎません。そこから初めて、もっとレベルの高い仕事にチャレンジしたり、自分の仕事の「技」を磨くというステージに上がることができるのです。
上のステージがあるということは、まだまだ学ぶことが山ほどあるということです。仕事で一人前になるのは、そのステージの、そのまたずっと先のことでしょう。
半人前のススメ
このような、一人前になったつもり症候群に陥らないようにするには、どうすればよいのでしょうか? 私がおすすめする方法は、「正しく半人前意識を持つこと」です。
半人前と聞くと、みなさんはどんなイメージを持ちますか? 一人前じゃない、未熟、恥ずかしい、格好悪い……一般的には、あまりいいイメージではないですね。しかし、ビジネスにおいては「半人前だからこその強み」も存在します。一見悪いイメージの「半人前」ですが、正しく半人前意識を持つことで、自分を大きく成長させることもできるのです。
「半人前意識を持つ」とどんないいことがあるの? 次ページへ