第３位：コミュニケーション能力
投票数46票、３位は「コミュニケーション能力」となりました。これも非常に広い概念ではありますが、問題意識として２つのパターンがありました。
１）お客様と接する上で、自分に必要
「医療従事者ですが、最近はインフォームドコンセントが重要視されているので、患者さんの満足度を高めるためにもコミュニケーション能力を身につけたいと思っています（30代女性）」「ソフトウェア作成、客先訪問などしているがどんなに実力があることよりもまず人付き合いが一番大切だと思う（20代女性）」ということで、やはりビジネスには必ず相手がいますから、相手との円滑なコミュニケーションの必要性を感じる局面が多いようです。
２）社内で仕事をする上で、自分に必要
「人間関係を円滑にうまく渡り歩きたい（20代男性）」「他部署の人との話の進め方をうまくできるようにしたいため（20代女性）」「この能力がしっかりしていれば、どんな仕事もこなすことができると思うから（30代男性）」など、社内での仕事をこなしていく上でも、人間関係への気遣い、コミュニケーションスキルは必須のようです。
第２位：語学力
投票数68票、２位には「語学力」がランクインしました。こちらも、先ほど６位に登場した「中国語」も含む広い概念ですが、「業務上必要なので特定の言語を学ぶ」というよりも、「可能性を広げるために、まずは言葉の壁をなくしたい」という思いが強い方が多いようです。
１）ビジネスの可能性を広げるため
「海外と取引できるようになりたい（40代男性）」「海外の社員とやりとりする機会が今後ますます増えそうだから（30代男性）」「グローバルに仕事をするには、語学は必須だと思います（40代女性）」といった形で、ビジネスの可能性を広げるために、ますます語学力が必要となると感じている方が多数おられました。
２）自分の可能性を広げるため
興味深いのが、ビジネスに限らず自分自身の人生が広がるといった視点で「語学力の必要性」を感じている方も、かなりおられるということです。「ビジネス面だけでなく語学力がつけば世界が広がりそうだから（20代女性）」「今の仕事には役に立たないけれど、何か広がるかも（40代女性）」「話せると可能性が広がる（20代女性）」ということで、今の仕事やビジネスとは関わりなくとも、語学力は必要スキルであるようです。
第１位：英会話
＜「今年身につけたいビジネススキルは？」アンケート集計結果＞ |
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上位３つに、語学系スキルが２つランクイン。語学への根強いニーズが伺える |
投票数161票、なんと全体の約４分の１の投票を集めた堂々の１位は「英会話」となりました。やはりなんだかんだ言っても「英語」の重要性は普遍的であるようです。理由は千差万別ではありますが、より具体的にビジネスや日常生活の中において、英会話力を使うシーンを想定されているようです。
１）ビジネスで使う
「お店にご来店されたお客様が外国の方でも進んで接客が出来るため（20代女性）」「海外の会社とＭ＆Ａで契約完了のため（30代男性）」「ネットショップの運営をしているので、海外の商品を買い付けしたい（30代女性）」「最多の人が使ってる言語は中国語かも知れませんが、ことビジネスに限れば、やっぱり英語。ビジネスの基本ツールです（50代男性）」……と、使用局面は色々と異なりますが、やはりビジネスにおいて英会話は避けては通れないようです。
２）個人で使う
「ビジネス英語が流暢にできることは、キャリア形成のうえで とても有利です（30代女性）」「海外旅行に必要（40代女性）」「退職後海外移住（50代男性）」「娘が国際結婚をしたので、婿さんとコミュニケーションをとりたい（40代女性）」……と、こちらも枚挙に暇がありませんが、個人のキャリアという意味においても、生活そのものという意味においても、英会話は深く関わるスキルであるようです。
以上、１２位から１位まで全て発表をしましたが、皆さんの感覚と比べてみていかがでしたか？正直に申し上げると、実は私は「語学」関連と「資格」関連が、こんなにたくさんランクインするとは思っておらず、「思考系」のスキルなどはもう少し入るかと想像していましたので、だいぶ予想が外れてしまいました。
昨今、色々な「スキル」の必要性が叫ばれつつありますが、「語学」や「資格」といった基礎スキルは、時代を超えて必要なんだなと強く感じた次第です。
それでは、皆さんが今年１年間で色々なビジネススキルを身につけ、仕事にプライベートに役立てて下さることを祈念しております。
