2つ目のポイント 相手に伝える時の注意点
相手のインタビューをしっかりして、聞き手が安心して聞くことができる場を作ったら、シンプルなメッセージとしっかり伝えよう! |
相手に伝える時に、一番心がけるべきことは、「言いたい事を手短に話す」ということです。いくら感動的なエピソードを折り込んだ良い話であっても、演説になってしまうと聞きづらくなってしまうのです。
伝わる話し方のポイントは「自分本位ではなく、相手本位」。そのためには、ひとりよがりな熱弁を振るわないということが大切です。声はあくまでもフラットに、力まず話しましょう。話す早さも、ゆっくり過ぎるかな?と思うくらいの早さがちょうどいいでしょう。要点をまとめて、手短に話します。
この方法なら、雄弁に語る必要もないので、口下手な人でもさほど難しくありません。重要事項を端的に話すだけでいいからです。1つ目のポイントで、十分信頼関係を築いているので、しらけた雰囲気になることもまずありません。
話し足りないように思えるかもしれませんが、あなたの意見を言うだけなのですから、それでいいのです。言うべき事を、自然体でゆったり話しましょう。話が短いといって文句を言う人はまずいません。相手がもっと聞きたいと思うのであれば、そのように頼まれるはずです。発言の場を、相手や他の参加者に潔くゆずりましょう。
「追えば相手は逃げるが、こちらが逃げれば必ず相手は追って来る」とは、よく言われることです。あなたが自己アピールに必死になるほど、相手は逃げ腰となり、あなたが余裕を持って相手の立場に立てば、相手はあなたの話しに引き寄せられます。とても不思議なバランスなのですが、これはビジネスでも、恋愛でも起こるコミュニケーションの基本現象です。
この1週間、この話し方を少し意識してみませんか。思ったよりもシンプルな会話で、あなたの伝えたいことが、しっかり伝わるはずです。
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