コミニケーションに奇跡を起こすマジックフレーズをご存知ですか?「デキル人」といわれる人は日常的に使っているのです! |
マジックフレーズの威力を知る
では、具体例を見てみましょう。ある建物の中の出来事です。禁煙の場所にもかかわらず、タバコを吸っている人がいます。10メートルほど離れたところに喫煙コーナーがあるのですが、気がついていないようです。さて、このような時はどう声をかけますか?
1. 「ここは禁煙ですからタバコは困ります!
あちらの喫煙コーナーでお願いしますよ!」
2.「恐れ入ります。ここは、禁煙の場所になっています。
お手数ですがおタバコはあちらの喫煙コーナーで
お吸いになっていただけますか?」
どうでしょうか。同じ意味であっても、聞く側からすると、受け取り方が全く違ってきます。
1は、自分がいかに正しいかを前面に出しており、相手に対する「非難」「注意」「警告」が含まれています。2では、最初に「恐れ入ります」とお詫びの言葉を発しています。これにより、こちら側の言葉が通りやすくなるのです。マジックフレーズが衝撃を和らげる「クッション言葉」とも言われる所以です。
あなたが1のように声をかけられたら、どんな感情を持つでしょうか。考えてみれば、悪いのは禁煙の場所にもかかわらず、たばこを吸っている相手です。それでもこのような言葉を投げつけられたら、とても落ち込んでしまうか、強い反感を感じてしまいそうです。まず注意は受け入れられません。
なのに、同じ注意でも数個のマジックフレーズを入れただけで、2では嫌な感じが全く消し飛んでしまうのです。どうしてでしょう?
それは、マジックフレーズは相手を尊敬する想いを根底にすえている言葉だからです。思いやりと尊敬の意味を含んだ言葉を投げかけられて、嫌な思いをするわけがありませんよね。「なぜかうまくいく」「いつも好かれている」「一目おかれる」のは当然です。そのような人は、自然とマジックフレーズを使いこなしているのです。
あなたもマジックフレーズを使いこなしましょう!ポイントは次ページで!