話し方・伝え方/話し方・話題作りの基本

論理的に話すには、見出し力をつけろ!(2ページ目)

論理的に話せない。そんな悩みを持っている人は多いでしょう。今回は、経営コンサルタントであり、FMラジオ局J-WAVEの番組で8年間パーソナリティを務めるショーンK氏に論理的に話すコツを伺います。

執筆者:立川 亜美


見出し力をつける


ガイド:
目次を作ることはわかりましたが、なかなか難しそうですね。何かポイントはありますか?

ショーン:
「見出し力」が必要ですね。いわゆるタイトルですね。これがとても重要で、見出しがうまくつけられると、目次は出来やすくなります。タイトルはひと言で表してゆくことですね。

ガイド:
ひと言に絞って、見出しにするということですか……うまく出来ますかね?

ショーン:
なんとなく、ひとつにまとまってきたら、自分に質問してみてください。そのときに、「Why so?(どうして、そうなったのか?)」と聞いてみる。その後に「So What?(だから、何?)」と。自問自答することが大切です。
結構、言い捨ての人が多いように思います。「だから、何?」と聞きたくなることないですか?

ガイド:
ああ、多いように思います。

ショーン:
たとえば、自分の会社を「弊社は、○○年に設立され、資本金が……」とだけ話す人がいます。でも、聞いた後に「……それで?」と言うと、「一応、弊社の紹介をしておいたほうがいいかな~と思いました」というような感じです。「So What?(だから、何?)」と自問自答すれば、「はじめに、弊社の紹介をさせていただきます」と言えるはずです。

ガイド:
なるほど、言い捨てになっていないか気をつけたほうがいいですね。

ショーン:
自分を中央において、「Why so?(どうして、そうなったのか?)」「So What?(だから、何?)」と自問自答し、「見出し」や「目次」を頭のか中に作っていくことが、とても大切ですね。

●ガイドのまとめ
見出し力……つまり、タイトルをつける力を身に付けていくと、論理的な話ができるようになります。それには、何も考えずに言い捨ててしまっていることに気づき、自問自答していくこと。話す前には、必ずやってみてください。そのうちに話しながらでも出来るようになるはず。

「自分力」
見出し力の付け方や、コミュニケーション力をアップするヒントが満載の、ショーンK氏の最新刊
ショーンさんが、さらに「コミュニケーション」について深く語ってくださいました。それは、次回でご紹介しますので、お楽しみに。
今回、インタビューしたショーンさんの最新刊「『自分力』を鍛える」。話していただきたことが、より深く理解できると思います。自分力をしっかり持っているからこそ、400名以上にインタビューして一瞬に相手を魅了してしまうのでしょう。ぜひ、そのヒントから見つけてください!


■ショーンK 「J-WAVE「Daiwa Shoken Make IT 21」


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