見出し力をつける
ガイド:
目次を作ることはわかりましたが、なかなか難しそうですね。何かポイントはありますか?
ショーン:
「見出し力」が必要ですね。いわゆるタイトルですね。これがとても重要で、見出しがうまくつけられると、目次は出来やすくなります。タイトルはひと言で表してゆくことですね。
ガイド:
ひと言に絞って、見出しにするということですか……うまく出来ますかね?
ショーン:
なんとなく、ひとつにまとまってきたら、自分に質問してみてください。そのときに、「Why so?(どうして、そうなったのか?)」と聞いてみる。その後に「So What?(だから、何?)」と。自問自答することが大切です。
結構、言い捨ての人が多いように思います。「だから、何?」と聞きたくなることないですか?
ガイド:
ああ、多いように思います。
ショーン:
たとえば、自分の会社を「弊社は、○○年に設立され、資本金が……」とだけ話す人がいます。でも、聞いた後に「……それで?」と言うと、「一応、弊社の紹介をしておいたほうがいいかな~と思いました」というような感じです。「So What?(だから、何?)」と自問自答すれば、「はじめに、弊社の紹介をさせていただきます」と言えるはずです。
ガイド:
なるほど、言い捨てになっていないか気をつけたほうがいいですね。
ショーン:
自分を中央において、「Why so?(どうして、そうなったのか?)」「So What?(だから、何?)」と自問自答し、「見出し」や「目次」を頭のか中に作っていくことが、とても大切ですね。
●ガイドのまとめ
見出し力……つまり、タイトルをつける力を身に付けていくと、論理的な話ができるようになります。それには、何も考えずに言い捨ててしまっていることに気づき、自問自答していくこと。話す前には、必ずやってみてください。そのうちに話しながらでも出来るようになるはず。
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■ショーンK 「J-WAVE「Daiwa Shoken Make IT 21」
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