話すことに「意図」を持つこと。目的をしっかり固定しないと、狙ったとおりの印象を与えることは難しいかもしれません。 |
モノはいいよう?
本人にとってはそんなつもりは全く無いにもかかわらず、知らず知らずのうちに「積極的というよりも、あいつは態度がでかい」「あの人は、おとなしいというよりも暗いよね」という評価を下されてしまう人もいます。言葉というのは本当に不思議なもので、「リクエストする」「謝る」「断る」「確認する」「説得する」といった場合、言い回しの工夫によって相手に与える印象や、目的の達成度に大きな差が出てきます。言い回しの工夫…具体的にはどういった工夫をすればいいのかポイントを3つに絞ってご紹介しましょう。1.肯定的ないい方をする
同じ内容や提案でも、見る方向によって言い回しも変わります。否定的な表現を避け、できるだけ可能な面に注目し、肯定的に表現するのです。
「話しベタ」と言われる人に一番多いパターンは、無意識に否定的な言葉を選んでしまうことです。それが威圧的で暗い印象を与えてしまいがちです。ところが、日常的に肯定的な言葉を選択して使うことで、あなたの印象が一気にポジティブなものに変わります。簡単で、応用範囲も広く、インパクトも強い方法ですので、ぜひ最初に取り組んでいただきたいポイントです。
<例>会議の途中から参加する人に対して注意を促す場合
前のドアから入らないで下さい
↓
どうぞ、後ろのドアからお入り下さい
<例>必要な書類が欠けていて、手続きができないことを伝える場合
書類に不備があるので、手続きができません
↓
この書類さえ揃えば、すぐに手続きができます
<例>仕事の締め切りの期日を伝える場合
締め切りまであと1日しかありません
↓
締め切りまでまだ1日あります
<例>お客様や、プレゼンの参加者に説明する場合
ご存じないかもしれませんが…
↓
ご存知かもしれませんが…
あと2つのポイントは?続きは次ページに!