大切な仕事を優先させれば義理を欠き、お礼や返事を優先させたら業務に差し支える? |
も同様です。どちらも、あなたの仕事を中断させる「善意の邪魔者」にほかなりません。だから、テキパキと仕事を進める人ほど、返事とお礼を後回しにする傾向があります。
達人に学ぶお礼と返事のタイミング
スピード読書術やスピード勉強方などで知られる「時間の有効利用の達人」中谷彰宏氏は、一般的な処理とは全く逆に「返事とお礼は全ての仕事に優先する」 という習慣術を挙げています。氏の解説では、手紙の返事を書かなかったり、FAXやメールの返事を送らないままにしておくと、そのことが気になってしまって、今手をつけている仕事に集中できなくなってしまうというのです。そこで、氏は今やっている仕事を中断してでも返事やお礼を優先しているというのです。
確かに、返事やお礼はやってしまえば5分かからないほどの時間で作業を終えることができます。そのくらいの時間で後の仕事が集中して取り掛かれるのなら、ずっと効率的です。つまり、中谷氏は仕事のペースを崩さないためにこそ返事とお礼を最優先させるわけです。
ただし、この習慣術は、あくまでも返事とお礼を手早く済ませることができてこそ有効になるということを忘れてはいけません。それでは、次ページで
手早く返事とお礼を片付けるヒントをお伝えします
お礼と返事を手早く片付けるヒントは次ページへ!