目標を持つ人“たった5%”!?
目標を持つ人の比率は、成功している人の比率と近いらしい |
しかし、成功者は明確な目標を掲げ、最大限の努力をした人です。例えばタリーズコーヒー・ジャパンの創業者である松田公太社長は、銀行員時代「給料の5倍」の利益を出すことを目標に掲げ、見事達成しました。その達成のプロセスで自分のビジネスパーソンとしてのスキルを磨き、後の起業家としての成功の素地を築いたといいます。
目標を持てば、日々自分が何をすべきであるかという判断基準となり、成功へ近づくというのは間違いなさそうです。しかし、なぜ目標を持っている人がこれほど少ないのでしょうか? きっと、上手く目標を立てられなかったり、目標を立てても途中で諦めてしまったのではないでしょうか。
目標設定のミス
目標倒れに終わってしまいがちな、典型的な目標設定のミスを2つ挙げます。1.無理な目標設定
意欲の高い人にありがちです。理想的な目標を掲げるあまり、目標の達成が難しくなるケースです。無理な目標は、計画の早い段階で目標とのズレが生じ、その差が広がって行きます。そして最後には嫌になってやめてしまうことになります。ある日突然思い立って「毎日1ページ日記を書く」とか「毎日ジョギングで4キロ走る」などの目標を立てても、3日も続かないで終わるパターンがこのケースです。実行にどれだけのパワーがかかるのかも考えず、安易に目標にしてしまったのではないでしょうか?
2.曖昧な目標設定
「今年は英語を勉強する!」など、決して間違った目標ではありませんが、達成のレベルが明確ではないケースです。確かに1年間英語を勉強するかもしれませんが、どれだけ努力すればよいか分からず、結果としてあまりレベルアップしません。勉強時間を確保するなどある程度の努力は必要ですが、単に勉強するのであれば1日10分でもよいことになってしまいます。しかし、海外への留学を考えているのであれば、相当の努力が必要なはずです。
目標との上手につきあい方
無理な目標、曖昧な目標にならないようにするには、どうすればいいのでしょうか? 「目標との上手なつきあい方」について書きます。まず、「無理な目標設定」を避けるには、目標設定の際に達成が可能であるかチェックしましょう。実際にかかる時間や課題の難易度を検証しましょう。そしてさらに短期的な目標を設定して、進捗状況を確認しましょう。短期間で達成できるミニ目標を設定することもお薦めします。ミニ目標を達成すると自信がつくからです。
「曖昧な目標設定」には数字を使い具体的な目標を立てて対抗しましょう。例えば、英語の上達もテストのスコアを目標にすれば、全然取り組み方が違ってくると思います。タリーズの松田社長も「給料の5倍」という明確な目標だったからこそ、困難でも達成まで努力しつづけることができたのでしょう。
“ワクワク感”が一番大切
目標を立てる注意点について書いてきましたが。目標を立てるとき一番大切にしてほしい視点は、その目標に“ワクワク”できるかどうかです。そうでない目標は、義務感だけで苦痛を感じるようになったり、いつの間にか風化してしまいがちなのです。ワクワクできる目標であれば、多少困難でもがんばろうとするでしょうし、達成できたときに自分はこうなっているというイメージも湧きます。ワクワク感を感じているときには、予想以上のエネルギーが発揮できるのです。▼関連リンク
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